お菓子作りをしていて、クッキングシートがないと気づいたことはありませんか?
この記事では、普通のコピー用紙をクッキングシートの代わりに使えるかをご紹介します。
コピー用紙でクッキングシートを代用できる?
オフィスでよく見かけるコピー用紙を料理の際に使うケースがあるようですが、おすすめはできません。
このような紙は食品専用ではなく、水分や油に触れることで含まれる化学物質が食品に移りやすくなります。
加熱や水分との接触により、紙に含まれる化学物質が食品に移行した場合、消化器系の問題を引き起こす可能性があります。
食品衛生法の規定にもあるように、食品以外の用途の材料は避けた方が安心です。
参考:厚生労働省告示第370号(昭和34年12月28日)食品、添加物等の規格基準 第3 器具及び容器包装(令和2年4月28日改正)
調理用のシートとしては、アルミホイルや耐熱性のある皿に少量の油を塗ったものが適しています。
これらの代替品は食品用に設計されており、使用しても安全です。
料理の際には、安全で食品用の材料を選ぶことが大切です。
便利そうに見えるコピー用紙も、食品の準備には適していませんので、使用は控えましょう。
コピー用紙のオーブン使用は安全?
一般の紙は約200℃まで耐熱性があり、クッキーやケーキの焼成温度160~180℃では燃え上がることは少ないです。
ですが、前述したとおりコピー紙をクッキングシートの代わりに使うのはおすすめできません。
また、オーブン内で紙が熱源に触れると燃える可能性があります。
特にオーブントースターでの使用は避けたほうがよいでしょう。
キッチンペーパーは食品用ですが燃えやすいので、オーブンでの使用は避けてください。
もし紙が燃えた場合は、直ちにオーブンの電源を切り、コンセントから抜いてください。
消火器や水で濡らしたタオルで対応し、消えない場合は消防を呼ぶことが必要です。
クッキングシートがない時の便利な代替品とは?
使おうと思っていたときにクッキングシートがなかった場合、当然すぐに使える代用品が欲しくなりますよね。
実は、食品向けではないコピー用紙以外にも様々な代替品があります。
ここでは、そうした便利な代用品についてご紹介します。
クッキングシートの代わりになるもの
バターや油を使う方法
元々、クッキングシートが作られる前は、天板にバターや油を塗って焼いていました。
オーブンでの料理には、天板にバターを塗るだけで、クッキーやケーキの焼き上がりに違いが生じます。
型に直接バターを塗ることで、ケーキが型にくっつくのを防ぐことができます。
サラダ油やオリーブオイルも同様に使用可能で、非常に便利です。
これらはクッキーやケーキの材料でもあるので、代用としては準備しやすいでしょう。
アルミホイルを活用
オーブン用の天板にアルミホイルを敷くことで、クッキングシートの代わりになります。
ただし、生地がくっつきやすいため、バターや油を塗ることがおすすめです。
天板の汚れ防止にも効果的です。
アルミホイルを使用する際は、少しシワをつけると良いでしょう。
煮物の際の落としぶたとしても役立ちますが、電子レンジでの使用は避けてください。
半紙を活用
意外なことに、習字で使用する半紙もクッキングシートとして使えます。
一部のケーキ屋さんでも使用されているほどで、安心して使用できます。
半紙のツルツルした面にクッキーを置いて焼くのがおすすめです。
まとめ
クッキングシートの代わりには、コピー用紙だけでなく、バターや油、アルミホイル、半紙など、家庭にあるさまざまなものが利用できます。
クッキングシートがない場合は、調理方法に応じて以下の記事にある代用品も試してみてください。