エアコンの暖房を使っているのに、どれだけ待っても部屋が暖まらないことがありますよね。
もしかすると、何か問題があるのかもしれません。
このような事態に直面した人も多いでしょう。
部屋が冷え切っている中、エアコンが機能しないのは本当に大変です。
そこで、
暖房が効かない場合の原因とその解決方法
について探ってみましょう。
なぜエアコンの暖房機能が作動しないのか？
エアコンの暖房が効かない原因は大きく3つに分けられます。
・温風は出ているが、風量が不十分。
・全く温風が出ないため、風が冷たい。
※ エアコンから風が全く吹かない場合は、専門家による点検や修理が必要です。
温風が出ているのに部屋が暖まらないのはどうして？
温風が出ていても部屋が十分に暖まらない主な原因は、
エアコンの能力と部屋の大きさがマッチしていないこと
にあります。
エアコン選びでは、部屋の大きさに合わせた適切な能力のものを選ぶことが大切です。
これを判断するための基準は、エアコンの性能表示にあります。
冷房と暖房それぞれで、どの程度の畳数や面積（㎡）まで対応可能かが表示されています。
畳数の目安 性能(kwh) 消費電力(w)
冷房 6～9畳 2.2 430
暖房 6～7畳 2.5 440
畳数の見方が重要です。
例えば、暖房が6～7畳に対応している場合、
・6畳・・・木造建築
・7畳・・・鉄筋コンクリート建築
といった意味合いがあります。
この場合、木造住宅で7畳以上の部屋には向かないことになります。
その理由は、鉄筋コンクリート建築の方が木造建築より密閉性が高いからです。
エアコンの能力が適切でも暖まらないのはなぜ？
エアコンの性能が部屋のサイズに適していても、部屋が暖かくならない場合、どのような問題があるのでしょうか？
主な理由は、
部屋内の温度が均一でない、または熱が外へ逃げてしまう
ことにあります。
温度ムラを解消するコツ
暖かい空気は軽いため上部に、冷たい空気は重いため下部に滞留しやすいのです。
この空気の偏りをなくすためには、サーキュレーターなどを使用して空気の循環を促進するのが効果的です。
熱の逃げを防ぐ方法
熱は窓から逃げやすいので、厚手のカーテンや断熱フィルム、断熱ボードなどを活用しましょう。
また、隙間からの風も寒さの原因になりますので注意が必要です。
エアコンの風が弱いと感じる場合の対応策
エアコンから出る風は暖かいけれど、風量が足りないと感じる時はどうしたら良いでしょうか。
風が弱くなっている場合、エアコン本体の
フィルターや送風機の汚れ
が原因と考えられます。
このような場合は、フィルターや送風機の清掃をしてみることが推奨されます。
エアコンが冷たい風しか出さない時の対応方法は？
暖房をつけてもエアコンから冷風が出るだけの場合、どう対処すればいいのでしょうか。
このような状態は、主に
室外機に何らかの問題がある
可能性が高いです。
室外機のファンにゴミが詰まっていないか確認を
室外機のファンにゴミが詰まっている場合、掃除機やブラシを使って丁寧に取り除きましょう。
熱交換器の汚れはないかチェックを
熱交換器は繊細なアルミ製金属板でできており、汚れやゴミが溜まると熱交換の効率が下がります。
この部分の清掃は慎重に行い、無理をせず取扱説明書に従いましょう。
※ 室外機の周囲も清潔に保ちましょう！
清掃後は、異音がなく正常に動くかも確認しましょう。
室外機を清掃しても改善しない場合
室外機の清掃をしても状況が改善しない場合は、冷媒ガスの減少が考えられます。
この時は専門業者に依頼し、ガスの補充や点検をしてもらうのが適切です。
まとめ
エアコンの暖房がうまく機能しない原因は多岐にわたります。
フィルターの掃除など基本的なメンテナンスは自分で行えますが、エアコンを故障させるリスクもあります。
問題が解消しない場合は、専門の業者に相談することが最善です。
日常的にエアコンの適切なメンテナンスを行うことが重要です。
