目上の方に送る年賀状で、何を書けば良いのかお悩みの方が多いかと存じます。
寒さが厳しい冬の時期には、特にお相手の健康を気遣う一言が喜ばれます。
では、どのように健康を願う言葉を添えれば良いのでしょうか。
以下に、年賀状に添える、目上の方への健康を思いやるメッセージの例をご紹介いたします。
年賀状の一言添え書きは必要?
年賀状に一言コメントを添えるべきかどうか、迷う方も多いのではないでしょうか。
また、添える場合、どのような内容が好まれるのでしょうか。
実は年賀状に一言加えることは、少し手間がかかるかもしれません。
全ての年賀状を印刷だけで済ませる方法も時短にはなるし、何より楽です。
ただし、一言の追加があるかないかでは受け取る方の印象が全く変わってきます。
印刷のみの場合
- 事務的な印象
- 面白みがない
一言がある場合
- 思いやりを感じる
- 温かみがある
このように、ただ印刷された年賀状よりも、受け取る方に合わせて少し言葉を添えることが望ましいとされています。
具体的な内容はさまざまですが、ここでは寒い季節に相手の健康を気遣う言葉を考えてみましょう。
目上の人へ健康を思いやる言葉とは?
健康を思いやる言葉とは年明け早々から体調をくずすことのないように相手を気遣う言葉です。
寒い季節ですから誰でも風邪などをひきやすく、毎年インフルエンザも流行している時期です。
相手に健康に気をつけて欲しいという願いはこの時期に相応しい添え書きになります。
健康を思いやる言葉とは
相手の健康を思いやるときに使う言葉には、さまざまな表現があります。
- ご自愛ください
- お身体を大切にされてください
- お身体を大事になさってください
- お風邪など召されぬようにしてください
- お労りください
ご自愛くださいの意味と使い方
「ご自愛ください」とは、相手の健康を気遣う際に、手紙やメールの末尾で用いられる表現です。
この言葉は年齢性別を問わず幅広く使用することができるため、非常に便利です。
具体的な意味としては「あなたの体を大切にしてください」といった意味合いになりますので、「お身体ご自愛ください」と使用すると、言葉の重複となり誤用です。
また、この言葉は基本的に健康な人に向けて使われるものです。
つまり、「体調を崩さないように」とか「健康でいてください」といった願いが込められています。
従って、相手が怪我をしている場合や、病気で苦しんでいるときには不適切な表現となるので注意が必要です。
目上の人へ健康を思いやるメッセージ文例
実際に「ご自愛ください」を使う場合は、前に「○○だから」や「○○なので」といった意味の言葉を添えると良いでしょう。
- 厳寒の折、風邪など召されませぬようご自愛ください。
- 寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
- 寒い日が続きますが、くれぐれもご自愛ください。
- 寒い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。
- 寒い毎日が続いておりますが、どうぞご自愛ください。
あとがき
目上の方の健康を思いやるメッセージとしては、「ご自愛ください」という言葉がおすすめです。
寒い冬ですから、風邪など引かないように、ご自分の身体を大切にされてくださいという意味の一言は、温かみや思いやりを感じられる嬉しい一言です。
また、年賀状で使用する際は、相手が特に親しい関係でなくとも使いやすいので、非常に便利です。
自分の健康を願ってくれる言葉に嫌悪感を抱く人は少ないため、最後に一言添えると良いでしょう。