あなたは辛いものは得意でしょうか?
筆者はセブンイレブンの蒙古タンメンでむせる事もあります。
しかし自宅近くにあるカレー屋のムルギーカレー(ムルギー=チキン)が美味しいと聞いて、しばらく迷っていましたが、覚悟を決めました。
ふんだりけ
こちらに行ってまいりました。
空きっ腹の14時近くに、てくてく歩いて持ち帰りしてきた、その結果のレビューをお楽しみください。
ふんだりけについて
上石神井駅北口から10分程度の距離にあるカレー専門店です。
小さなお店なので、よく見ないとお店だとわかりません。
最近ではのぼりが立っているので、それを目印にするといいかも。
テイクアウトメニューが貼り出されていますので、テイクアウトする方は、決めてから入るのをおススメします。
半月くらい前は、テイクアウトのみと貼り紙があったのですが、その貼り紙がなくなっており、イートインを再開したようです。
イートインの場合は、中にメニューがありますので、そちらから選んでください。
挨拶をして入ると、店主が出迎えてくれます。
店内は撮影禁止との注意書きがありますので、イートインするときは注意してくださいね。
店内はカウンター4席。テーブルにそれぞれ板の仕切りがあります。
狭いですが席は清潔にされており、小さな小物が飾られています。
木製のテーブルは飴色で艶めいており、油っぽいということもありません。
形的に小さいラーメン屋だったのかも。
椅子の座面には、インドを想起させるような美しい彫り物。
背もたれがないのは、店内の狭さを考えると仕方ありません。
カウンターの向こうはすぐキッチンのため、カレーが作られている音と香りが伝わってきて、ワクワクとした気分になってきます。
10分程度で持ち帰りは完成。正直、他のメニューもすごく気になります。
ふんだりけはこんな人におすすめ
スパイスたっぷりの辛口インドカレーを食べたい方に超おススメ!
このスパイスの多さはインドカレー店より強烈。
もしかしたら、インドの地方差なのかもしれませんが、ここまでスパイシーなのは2ヶ月前に上野で食べたインドパキスタンカレー店以来です。
豆カレーも得意としているようなので、豆カレーが好きな方にもおススメです。
ふんだりけのおすすめはムルギーカレー
ここは何よりも、ムルギーカレーを売りにしており、その推しにふさわしい出来のカレーとなっています。
辛口な中にも爽やかで旨味のある味と、ダイナミックに丸々調理された鶏もも肉。
複雑な味わいを生み出すスパイスと、辛さを我慢してでも食べてよかったカレーの1つです。
ふんだりけの実食レビュー
ムルギー弁当
1680円也
普通に持ち帰ったつもりでしたが、アチャール(玉ねぎの漬物)がカレーへ身投げしていますね…。
まず特筆すべきはムルギーが意味するチキン、この大きな骨付きのもも肉でしょう。
クリスマスの時みたいにワクワクしますね!
そして、このルー!ルーというかスープカリーなのでスープですね。
スパイスがてんこ盛りなのが、見るからにわかるこの色。
そしてこの鼻を刺激するスパイシー極まっている香り。
間違いなくいい匂いではあるんですけどね。
ご飯は玄米入り。
プチプラとした食感が良く、栄養もあります。
全混ぜするのがあちらでの食べ方らしいですが、まずはスープのみを一口。
んー、形容しがたいほどの強さでスパイスが飛び込んできます。
スープはもう玉ねぎや野菜やスパイスが溶け込み、スープというよりは、カレーの塊。
具とスパイスがない部分がありません。
目で確認できるのは玉ねぎとクローブ、その他にも噛みしめると味の違いが分かるだけで、3種のスパイスがあるので相当組み合わされていますね。
味が軽く爽やかなのはトマトベース、そしてあとからじんわりとした辛味が来ます。
辛めのカレーと書かれていただけあり、当然ながらかなり辛いです。
舌の奥と喉に来るタイプの辛味がどんどん追ってきます。
冷たいお茶か水、ラッシーなど用意しましょう。
ホットは絶対だめです。
付け合せの玉ねぎの漬物、アチャールはほとんど辛くありません。
どちらかというと、薄味の酢漬けに近いかな?
野方のカレー屋はめっちゃ辛かった覚えがありますが、地方や家庭によりかなり違うので店主が習った地方ではそういう味付けだったのでしょう。
そしてチキンがすごい柔らか!スプーン一つでここまではがせます。
軟骨も柔らかいので、ぽりぽりといただき。
分解した肉とスープとご飯と混ぜて本番。
うーん、ご飯と混ぜればもう少し辛さは落ち着くかと思ったんですが、そんなことはありませんでした!
ご飯と混ざったことによりお米に豊かな風味のスパイスが染み込んで、香りが際立って美味しいんです。
でも、その分辛さも引き立っていて、食べたいけど辛い、美味しいけど辛いが永久ループしています。
ここで救世主、アチャールを混ぜて食べると、だいぶ辛味が抑えられました。
こういうとき、辛味に強くない味覚が食べ歩きにちょっと不利だなーと思います。
じわじわと追い立てるような辛さは、和らいでもなくなりはしないのでパクパク食べてると、ふとした瞬間にお茶を一気飲みすることになります。
美味しいんですよ、本当に。
咀嚼してると色々なスパイスが鼻から抜けて、インドカレー屋でも中々ない複雑な味が楽しめますし、ほろっほろのチキンは旨味が抜けてなくて、がっつりとした鶏肉が味わえます。
むしろ辛くなかったらスパイス負けして、ここまで美味しいわけではないと思います。
ひたすらに辛みに適応出来ない味覚が切ないです。
(これ書いてる間も、ヒーヒーしてます)
ここまでようやく来ましたよ!あと一息です!最後にご飯を残しておいて正解でした。
カレーもご飯も少し冷めてたから良いものの、出来たてなら相当の辛さだったと思います。
なお、ふんだりけでば子供も食べれる甘口カレーもありますので、ご家族でお持ち帰りしてみてはいかがでしょうか?
ふんだりけの場所
営業時間 | 掲示がないので詳細は不明です。 最近始めた出前館では、以下の時間帯で受け付けています。 通常 10:45~14:30 15:00~18:00 平日 10:45~14:30 金曜日 10:45~19:00 土曜日 15:00~19:00 日曜日 10:45~13:30平日に食べに行くのであれば、11~14時の間で大丈夫だと思います。 | ||
駐車場 | なし | ||
公式サイト | https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132105/13230783/ 食べログ | ||
電話 | |||
定休日 |
ふんだりけまとめ
いやあ、本当に大変でした。辛い物はダメというほどではないのですが、間違いなく得意でもないので、今回はほんと大冒険でした。
それでも食べきれたのは、辛いだけではなかったからです。辛いだけだと途中で食べ飽きてしまうんですよね。
辛いのが大好きな方は、是非食べてほしい一品でした。
でも、次食べるならキーマかほうれん草マトンにします。
なお、店名の【ふんだりけ】とは【分陀利華】と書き
白蓮華の名称もしくは、優れた念仏行者を白蓮華に例えたもの。
これが元ネタのようです。