クッキングシートがないときに役立つ代替品はたくさんあり、特にフライパンでの調理にはアルミホイルが非常に有効です。
多くの人がグリルの代わりにフライパンで肉や魚を調理しており、クッキングシートは食材のくっつきや焦げを防ぐために重宝されています。
もしクッキングシートがなくなってしまった場合は、アルミホイルが代替品として活躍します。
そこで、フライパンでアルミホイルをクッキングシートとして使用する方法を紹介します。
フライパンで使うクッキングシート代用にはアルミホイル
まず、フライパンでクッキングシートを使う料理やメリットを探ってみましょう。
クッキングシートとフライパンで作れる料理
●肉や魚の焼き料理（例：塩焼き、みそ焼き、照り焼き）
●落し蓋の代わりとして（煮物や煮込み料理）
●間食系の調理（フレンチトースト、ホットケーキなど）
●お弁当作り（薄焼き卵、ベーコン焼き、コーンのバターソテーなど）
フライパンでクッキングシートを使うメリット
●グリルを使わずに多彩な料理が可能なので、グリルがない家庭でも幅広い料理に挑戦できる
●醤油やみそなどの調味料を使用してもフライパンにこびりつかず、お手入れが簡単
●肉や魚の脂を吸わず、ヘルシーな調理が可能
●グリルとは違って、調理の様子を常にチェックしながら進められる
様々な料理が可能であり、多くのメリットがあることがわかります。
アルミホイルはクッキングシートと同様、耐熱性が高いのでこれらフライパンでの料理に代用できるわけです。
フライパンでアルミホイルを使用する際のポイント
では、アルミホイルをクッキングシートの代用として、フライパンで使用する際には
●一度丸めてから広げる
●食材が触れる面に油を薄く塗る
という手順が重要となります。
市販のアルミホイルはクッキングシートのようにシリコン加工されていないため、直接使うとフライパンや食材にくっつきやすくなります。
アルミホイルにしわを付けることで、食材のくっつきを防ぎ、余分な油を落とす効果が期待できます。
さらに油を薄く塗ることで、くっつきを防ぐ機能をアップします。
アルミホイルを使ったフライパンでの魚の焼き方
1. 片面ずつ焼く
2. 蓋をして蒸し焼きにする
3. 最後に蓋を外して両面を焼き色が付くまで焼く
この方法で、外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。
アルミホイルは食材の脂を吸収しないので、キッチンペーパーで脂を拭き取るとより美味しく仕上がります。
普段はあまり料理やお菓子作りをしないけれど、時々簡単に魚や肉を調理したい方は、フライパン専用のアルミホイルシートを試してみるのがおすすめです。
アルミホイルの表裏ってどっち？
アルミホイルには光沢のある面とない面がありますが、どちらを使用しても料理に差はありません。
この点については【東洋アルミエコープロダクツ株式会社】の公式ホームページで確認できます。
『アルミホイルは、厚いアルミ箔を二枚重ねにしてローラーとローラーで挟んで伸ばして薄く仕上げる（圧延）ことによって製造されます。その工程上でローラーに当たっていた面はピカピカ面となり、アルミとアルミが重なっていた面はつやの無い（マット面）状態となります。
見た目が違うだけで材質も機能も全く変わりませんので、裏も表もありません』
引用元：https://www.toyoalumi-ekco.jp/faq/
つまり、光沢のある面を表面だと思っていた方も、実際にはアルミホイルに裏表は存在しないのです。
アルミホイルをクッキングシート代わりに使う際の注意点
フライパンでアルミホイルを使用する場合、ホイルを一度丸めてしわをつけてから使うことがおすすめです。
しかし、それ以外にも注意すべき点がいくつかあります。
アルミホイルの適切な加熱管理
アルミホイルは高温になり過ぎると溶ける恐れがあるため、フライパンで使う際は強火よりも弱火や中火が適しています。
また、フライパンの大きさに合わせてホイルを使い、フライパンからはみ出さないようにしましょう。
アルミホイルがはみ出してコンロに触れると、火事の原因になる可能性があります。
塩分や酸の強い食材に注意
アルミホイルは落し蓋としても役立ちますが、梅干しや醤油、みそなどの塩分や酸の強い食材と長時間接触させるのは避けましょう。
これらの食材との長時間の接触は、ホイルの酸化腐食を引き起こし、変色や溶ける可能性があります。
この現象は人体には直接影響しませんが、できればホイルを食べることは避けましょう。
電子レンジでのアルミホイル使用は禁止
電子レンジでアルミホイルを使用することは絶対に避けてください。
アルミホイルは金属であるため、マイクロ波によって火花を発し、レンジの故障や火災の原因になり得ます。
実際うっかりやったことがありますが、危ないのでくれぐれも注意してください。
フライパンの空焚きと傷つけに対する注意
テフロン加工のフライパンは高温や空焚きに敏感です。
高温での加熱は有害なガスの発生に繋がることがあるので、火加減は中火までに留めることが重要です。
また、アルミホイルの角がテフロン加工面を傷つける可能性があるため、使用する際は注意が必要です。
フライパンで使えるクッキングシートの代替アイテム
フライパンでの料理には、ホイル以外にも家庭にある様々なアイテムをクッキングシートとして活用できます。
焼き料理に活用できる代用品
油やバターを利用
灯台下暗しとでも言いましょうか。
元々、使われていた油やバターは、当然クッキングシートの代用品として機能します。
フライパンは汚れますが、クッキングシートよりも料理をジューシーに仕上げることが可能です。
スプレー油を活用
スプレー油はフライパンでの均一な油の広がりを助け、薄く均等に油を塗ることができます。
特にオーブンでのお菓子作りには、型に油を均一に塗るのに非常に便利です。
コピー用紙を使う
一般的な家庭にあるコピー用紙もフライパンでの調理に利用できます。
ただし、使用する際にはフライパンからはみ出さないようにし、未使用の紙を選び、印刷された紙は避けてください。
元々、食用ではありませんので最終手段です。
蒸し料理に活用できる代用品
葉物野菜を使う方法
蒸し料理で、蒸し器の底に敷く代わりにレタスや白菜、キャベツなどの葉物野菜を使うことができます。
これらの葉に含まれる水分が食材のくっつきを防ぎ、料理に彩りを加えることも可能です。
蒸し器に合わせて野菜を適切な大きさに切り、蒸縮を考慮して多めに使うのが良いでしょう。
落し蓋に使える代用品
キッチンペーパーの活用
キッチンペーパーは落し蓋の代わりとしても使用できます。
特に厚手のものを選んで、吹きこぼれを防ぐために穴をいくつか開けると便利です。
同時にアク取りにも役立ちます。
余っている紙皿を使う
余った紙皿を落し蓋として利用することもできます。
使用する際はキッチンペーパーと同じように穴を開けて使うのがおすすめです。
昆布を使う
昆布だしを使う料理ならぜひ。
だしを取った後の昆布は落し蓋としても役立ちます。
これにより、おいしい煮汁が得られ、食材の活用も促されます。
後で煮物や佃煮として利用することもできます。
まとめ
アルミホイルはクッキングシートの適切な代替品となり得ますが、シリコン加工されていない点には注意が必要です。
使用する際は、ホイルを一度くしゃくしゃにしてから広げ、しわを付けて使いましょう。
これで急にクッキングシートがなくなった場合でも、家にあるアイテムで簡単に代用することが可能です。
