今回は、名古屋から金沢を結ぶ「特急しらさぎ」のグリーン車についてご紹介します。
通常、電車のグリーン車は高価ですが、先日普通車とグリーン車を比較したところ、グリーン車の快適さに驚き、試しに乗車してみることにしました。
その結果、金沢までの旅が思いのほか快適な体験となりました。
この記事では、女性の一人旅にグリーン車を推奨する理由と、そのメリットについて解説します。
女性の一人旅で「特急しらさぎ」グリーン車を利用するメリット
広々とした快適な座席
グリーン車の座席は広々としており、リクライニング機能も充実しているため非常に快適です。
座席の横幅は広く、足元のスペースも十分に確保されています。
フットレストと厚みのある枕が提供されているため、長時間の移動も快適に過ごせます。
JRのグリーン車では座席が3列配置(2席+1席)となっており、普通車よりも席が1つ少ない分、一席一席がより広く設計されています。
座面のクッションはしっかりとしており、長時間座っていても疲れにくい構造です。
また、フットレストは快適で、靴を脱いでリラックスすることも可能です。
こうした理由から、グリーン車は快適さとプライバシーを重視する女性の一人旅に特に適しています。
静かな車内でのくつろぎ時間
特急しらさぎのグリーン車は、その静けさが特に魅力的です。
たとえゴールデンウィークのような忙しい時期でも、車内は驚くほど空いており、座席もほとんど満席になることがありません。
多くの乗客が個人旅行やビジネスで利用しているため、非常に静かな雰囲気が保たれています。
その静けさは、自分がフットレストを動かす音さえも際立つほどです。
このような静かな空間では、リラックスして本を読んだり、スマートフォンを使ったり、眠ったりするのに理想的です。
ただ、パソコンを使う際には少し不便を感じるかもしれません。
座席の側面から出るテーブルは小さめで、MacBook Airサイズのパソコンを置くのがやっとで、広いお弁当箱を置くのも難しいです。
広い作業スペースや食事のスペースが必要な方は、この点を考慮してください。
周囲を気にせず過ごせる
グリーン車では一人で乗車する人が多く、小さいグループがいてもほとんど会話をすることはありません。
そのため、女性が一人で乗車しても周囲の目を気にする必要がありません。
座席が埋まりにくいので、時には自分一人だけが座席を占めることもあります。
快適なトイレ利用
グリーン車の近くにある1号車と2号車の間のトイレと洗面所は、グリーン車専用ではないものの、グリーン車利用者が少ないため、混雑が少なく、清潔な状態が維持されています。
これらの施設は男女共用で、他の車両のトイレや洗面所と同じく、特に広いわけではありませんが、利用者が少ないため常にきれいです。
女性の一人旅での「特急しらさぎ」グリーン車のデメリット
割高な料金
グリーン車の最大のデメリットは、やはりその料金の高さです。
特に名古屋から金沢への「特急しらさぎ」では、グリーン車の料金が普通車(指定席)と比べて3,460円も高く設定されています。
ゴールデンウィークのような繁忙期には、その差額はさらに大きくなります。
約3時間の移動時間を考えると、1時間あたり約1,154円がグリーン車のコストになります。
この金額を考えると、同じ価格でスターバックスでコーヒーを飲んだり、美味しいランチを楽しんだりできることから、その価値を検討する必要があります。
グリーン車の料金は移動距離によって変わるため、名古屋から金沢、または名古屋から京都や大阪への短い距離の旅行での利用がお勧めです。
コンセントとWi-Fiがない
「特急しらさぎ」を利用する際、特に気をつけたいのが、コンセントとWi-Fiが利用できないことです。
新幹線の多くの車両にはコンセントが備わっていますが、特急しらさぎでは、グリーン車を含め全車両にコンセントが設置されていないのです。
加えて、Wi-Fiサービスも提供されていません。
そのため、スマートフォンやパソコンなどの充電はできない点に注意が必要です。
金沢へ頻繁に訪れる旅行者の中には、この理由から充電設備のあるバスを好んで利用する方もいます。
車内での飲食物購入不可
「特急しらさぎ」でのもう一つの注意点は、車内での飲食物販売がないことです。
そのため、乗車前にコンビニや自動販売機で飲み物や食べ物を購入しておく必要があります。
名古屋から金沢まで約3時間かかるので、特に水分や軽食は事前に用意しておくと良いでしょう。
まとめ
名古屋と金沢を結ぶ「特急しらさぎ」のグリーン車についての私の体験と、女性の一人旅におすすめする理由、そしてその利点と欠点をご紹介しました。
料金は高めですが、移動が格段に快適になるため、時折のちょっとした贅沢にはぴったりだと感じます。
この情報が、グリーン車の利用を考えている方の役に立てば幸いです。