旅先で重い荷物を運ぶのは非常に骨が折れる作業です。
特に、駅での階段の昇り降りは体力を奪われるもの。
タクシーを利用して駅からホテルへ向かう方も多いのではないでしょうか。
そんな煩わしさを解消するため、手軽に旅行を楽しむ手段として荷物を事前に送り、身軽で出かけたいと考えることもありますね。
しかし、実際にホテル宛てに荷物を送ることは可能なのでしょうか?
本日は、ホテルへ荷物を送る際の方法について詳しく解説いたします。
ホテルに荷物を送ることは可能か
ホテル宛に荷物を送付することは、実際に可能なのでしょうか?
ホテル宛ての荷物送付について
ホテル宛てに荷物を送る行為は、基本的に認められています。
大多数の宿泊施設では、お客様が事前に送った荷物をフロントで受け取るサービスを提供しています。
しかし、荷物のサイズや数、さらには中身によっては、預かりを断るホテルもありますので、事前に宿泊予定のホテルへご確認いただくことをお勧めします。
また、荷物には高価な貴重品を同梱しないようにご注意ください。
もし失くしたり破損した場合、旅行の楽しみが影を潜めるだけでなく、ホテルや配達業者にも迷惑がかかることもあります。
ホテル宛の荷物発送について
ホテルとの取引条件にも依存しますが、通常は荷物を元払いで送ることが望ましいです。
着払いまたは代引きの場合、ホテルに対して支払いの前渡しを要求することになり、迷惑をかけることとなり得ます。
何らかの理由で、購入した商品を自宅で直接受け取ることができないために、直接ホテル宛に配送をお願いすることがあるかもしれません。
その際にも、商品が事前に決済されていることを確認し、結果的に元払いであることを保証するようにしましょう。
ホテルに荷物を送る際に事前連絡は必要か
ホテルを利用する際、荷物を送りたい場合は、預けるだけでも事前に連絡するべきです。
これはホテル側への配慮となります。
宿泊を予約している名前と宿泊期間を明示し、宅配便を使用して荷物を送る旨・荷物到着予定日を伝えましょう。
このように連絡を行うことによって、ホテルスタッフは荷物が到着した時点で適切な処理が可能となり、またゲストがチェックイン時に荷物を受け取る際も迅速な対応が可能です。
荷物のホテル到着、いつがベスト?
荷物をホテルに送る際の最適な到着日は、チェックインの日ではなく、前日かそれ以前です。
なぜなら、荷物がチェックイン後に届くと問題が生じるリスクがあるからです。
ホテルによっては荷物を預かるクロークがなく、フロントで対応する場合もあります。
荷物が早過ぎても保管場所に困ることがあるため、迷惑をかけてしまうことがあります。
通常、ホテルで荷物を預かる期間は最大で約1週間前までと見込んでおくと良いでしょう。
配送手配前には、ホテル側に到着日や保管可能期間を事前に相談しておくとトラブルを避けられます。
荷物をホテルに送る際の宛名ラベルの書き方
ホテルへ荷物を郵送する場合、仕方のない疑問は宛名ラベルに何をどう書くかということになるでしょう。
荷物送付の際には、以下の項目を宛名ラベルに記載します。
具体的にはホテルの正確な住所、ホテルの名称、きちんとフロントに届くように「フロント気付」と明記し、ホテルの連絡先電話番号、そして泊まる予定の宿泊者の氏名を記入します。
こちらが宛名の記入例です。
東京都港区〇〇1丁目2-3 〇〇〇ホテル フロント気付 宿泊者 氏名 TEL: 03-0000-0000
さらに、送り主の情報として荷物の送り状には滞在予定期間やチェックイン予定日も書き加えましょう。
また、天気や交通の影響で予想外に配送に時間がかかることがあるため、余裕を持った準備が肝心です。
ホテルに届いた荷物の受け取り方は?
ホテルに事前に送った荷物をどうやって受け取るのかというと、フロントでチェックインをする際にスタッフに取り次ぎをお願いします。
もし荷物が先に到着していれば、スタッフが部屋に運んでくれる可能性もありますので、その際は感謝を述べましょう。
さらに、荷物のサイズが大きく、重い場合は、フロントで台車の貸し出しについて相談できることがあります。
台車がない状況であっても、スタッフが荷物を部屋まで運んでくれることがあります。
また、荷物によってはお客様用のエレベーターではなく、搬入用のエレベーターを使うことを提案される場合もあるため、その際はホテルのスタッフの指示に従いましょう。
あとがき
多くの方々が使用されるホテルへの荷物配送ですが、一般的には問題なく行えます。
ですが、他の多数のゲストも同様に利用されるため、届けられた荷物が間違いなく受け取れるよう、発送者は注意深く対処することが推奨されます。
具体的には、宛先を正確に記載し、ホテルへ届く予定の日時を事前に伝え、ホテル側に届いた後は迅速に回収する行動が必要です。
さらに、貴重品の紛失は非常に困難を伴うため、これらは絶対に手荷物で持ち歩き、配送される荷物には入れないように注意することが大切です。