夏本番が間近に迫ると、普段からご愛顧いただいているお客様に対して、お気遣いの一つとして暑中見舞いが欠かせませんね。
ただし、どのような言葉を使えば良いかという疑問が湧いてきます。
特にビジネスシーンでは、伝える目的に応じてメッセージ内容を変える必要がありますから、相手に適切に伝わる挨拶文を用意することが重要です。
そこで、今回はビジネス向けの暑中見舞いの文章例についてまとめてみました。
皆様がどんなシチュエーションでも参考にできる内容をご紹介しますので、ぜひ今年の暑中見舞い作成の参考にしてください。
ビジネスシーンにおける暑中見舞いの例文集
ビジネスの場において、お客様へ暑中見舞いのメッセージを送る際は、内容に応じて文面を工夫する必要があります。
今回は夏のご挨拶として様々なケースを想定し、それぞれに合った文例を用意いたしました。
夏期休業のお知らせを含む暑中見舞い
平素より格別のご高配を賜り、心から感謝申し上げます。
ここに夏季の休業期間を下記の通りお知らせいたします。
夏期休業：
○月○日（曜日）～○月○日（曜日）
期間中は何かとご不便をおかけすることと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
今後も変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い致します。
令和○○年盛夏
サマーセール開催の案内を兼ねた暑中見舞い
平素はご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
さて、この度、当店では特別なセールを開催致します。
サマーセール期間：
○月○日 ～ ○月○日
期間内は全商品を驚きの○○%OFFでご提供させていただきます。
この機会に是非ご利用ください。
皆さまのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
令和○○年盛夏
クールビズ実施のお知らせと健康を気遣う暑中見舞い
日々のご愛顧に感謝しております。
省エネ対策として、弊社では以下の期間、クールビズを実施中でございます。
クールビズ期間：
6月1日～9月30日
ご来社の際は、なるべく軽装でお越しいただけますよ、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
厳しい暑さが続きますが、どうかご自愛くださいませ。
令和○○年盛夏
暑中見舞いの文例 心温まる一言の書き方
暑中見舞いのメッセージは、ビジネスの相手に対し、日頃の感謝を込めた心のこもった一言を添えると良いでしょう。
受け取る相手にとっても、そうした温かみのある言葉には喜びを感じてもらえます。
では、どんなメッセージが適切なのでしょうか。ここにいくつかの例文をご紹介します。
- お元気でお過ごしでしょうか。
- ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか？
- 毎日暑い日が続いていますが、夏バテなどされていませんか？
- 厳しい暑さが続いていますね。○○さんもくれぐれもご自愛ください。
- 幾分暑さが増してきましたね。水分補給を意識して、この夏を乗り切りましょう。
- 炎天下の中でもお仕事されていることと存じます。熱中症にはどうぞお気をつけて。
- 引き続き暑い日々が続きますが、くれぐれも過労にはお気をつけて。
- 日頃は格別のご厚情を賜り、心より感謝しております。
一言コメントを添える際には、相手との関係性を考え、尊重しつつ親しみを込めた表現を選ぶようにしましょう。
過度に親しみを込めるよりは、ほどほどの距離感を保ちつつ心を込めた文面にすることがポイントです。
同時に、公式過ぎる事務的な言葉遣いも避けると、より親しみやすい印象を与えることができます。
あとがき
暑中見舞いは、ビジネスシーンにおいてもお客様への思いやりを表現する手段です。
特にお客様が企業の担当者や特定の個人である場合は、内容に一工夫を加えることが重要です。
心をこめた一言メッセージを添える際のコツは、次の三つです。
- 相手の名前をしっかりと記載する
- 適切な敬語を使用して丁寧な言葉遣いに注意する
- 必要に応じてサインペンで直筆することで温かみを演出する
この夏の風物詩ともいえる暑中見舞いは、実際には相手の近況を気遣う挨拶状です。
ビジネス文書としての形式はありつつも、文章が堅苦しいと読む側にとっては印象が悪くなりがちです。
そこで、気の効いた短いコメントを加えることで、お互いの心がぐっと近づくのです。
