夏の到来とともに、涼を求め、納涼会が各地で開かれる時期が訪れます。
一年で最も暑さが厳しいこの時期に、冷たい飲料で暑さを凌ぐイベントは格好の機会です。
しかし、そうした納涼会の進行を任されたら、一体どのように進めればいいのでしょうか?
納涼会での司会進行はどう準備する?
まずは司会として納涼会ではどのような順序で挨拶を行えばいいのか、把握しておくことが大切です。
さらに司会の台本にはどんなセリフが必要なのか、実際の例文を挙げることで理解を深めましょう。
これらのポイントを押さえることで、納涼会の司会をスムーズに、そして楽しく進行することができるでしょう。
納涼会の司会台本について
納涼会の進行に際し、事前に全体的な流れを確認することが重要です。
具体的な納涼会のシナリオを以下に示します。
1. 開会宣言
2. 開会の挨拶
3. 乾杯
4. 食事・歓談
5. 締めの挨拶(例:一本締め)
6. 閉会宣言
これらは一連の納涼会のスタンダードな流れとして挙げられますが、会社や地域集会の性質に応じて変更することがあります。
項目の追加や削除で臨機応変に対応していくことが大切です。
司会者の主な役割は開会宣言と閉会宣言を行うことですが、以下のような挨拶も司会者が進行します。
- 開会の挨拶
- 乾杯の挨拶
- 締めの挨拶
開会から閉会に至るまで、スムーズかつスマートな運営には効果的な時間管理が求められます。
特に会場をレンタルしている場合、制約となる時間内でイベントを進行させる必要があります。
幹事としっかりと連携を取りながら、予め準備された台本通りに進めていきましょう。
納涼会の挨拶の順番と役職者への依頼について
夏の一大イベント、納涼会の段取りでは挨拶の順番が重要です。
それぞれのタイミングで誰に挨拶を依頼するのがふさわしいのでしょうか。
ここでは、会社での納涼会を例に、開会の挨拶、乾杯、締めの挨拶のそれぞれにおける順番と役職者へのアサインについてご紹介します。
開会の挨拶は最高位の役職者が担当
納涼会が始まる際に一番先に行われるのが開会の挨拶です。
重要なお話をお酒が入る前に行う必要があり、通常は出席者の中で最高位の役職を持つ人がこの役目を務めます。
このタイミングで乾杯の音頭を取ることもありますので、準備万端で挨拶をお願いしましょう。
乾杯の音頭は三番目に高位の役職者に
開会の挨拶の後に続いて乾杯の音頭を取ることが一般的ですが、それが同一人物でない場合は、会場内で役職が三番目に高い人にその役割が回ってきます。
お祝いの気持ちを込めて、楽しい時間のスタートを切る重要な挨拶となります。
締めの挨拶で会をしっかりまとめる
納涼会の締めくくりに当たるのが締めの挨拶です。
こちらも盛り上がりの中で行う重要な挨拶なので、会場で二番目に高い役職の人がこの責務を担います。
しっかりとまとめ上げることで、「明日からまた頑張ろう」という前向きな気持ちを促します。
納涼会というイベントは社内のコミュニケーション促進に効果的ですが、挨拶の順番と役職者の選定にはぜひ注意して計画的に行ってください。
円滑なイベントを実現するためにも、きちんとした準備が必要です。
納涼会司会者のための台本ガイド
納涼会を盛り上げるための、司会者向け例文をお教えします。
ご自身の状況に合わせてカスタマイズしてご利用ください。
開会の言葉
皆様、ご多用のところお集まりいただき、誠にありがとうございます。
それでは、これより納涼会の開幕を宣言いたします。
本日は◆◆部の●●が進行役を務めます。
どうぞよろしくお願い致します。
始まりのご挨拶
初めに、〇〇社長から皆様へのご挨拶をいただきます。〇〇社長、よろしくお願いします。
乾杯の提案
次に、乾杯を□□課長にお願いいたします。□□課長、よろしくお願いします。
食事時のご案内
それでは、これより美味しい食事と歓談の時間をお楽しみください。
締めくくりのご挨拶
皆様、盛り上がっていただき感謝ですが、時間が参りましたので締めの挨拶を△△部長からお願いいたします。
閉会のアナウンス
本日の納涼会はこれにて閉めさせていただきます。
お忘れ物がないようにご注意くださいまして、ご帰宅の際は安全にお気をつけて。
あとがき
納涼会とは、暑さを和らげるために開催する涼しさを楽しむ会です。
日々の猛暑を忘れ、今宵は存分にお飲み物もお食事も楽しんでいただければ幸いです。
会場を見渡せば、活気に満ち溢れた会話を楽しむ人の姿がある一方で、ひと息入れている人の姿も見受けられるでしょう。
夏場の疲労は当然のこと、夏バテでお疲れの方もいるかもしれませんね。
そんな中、司会者や幹事の方々は、参加者の皆様が快適に過ごせるよう、時には声をかけたり気遣いながら納涼会を盛り上げていただきたいと思います。
皆様にとって忘れられない楽しい納涼会となりますように。