いよいよ梅雨明けが近付き、暑気払いの時期が到来します。
そこで、案内状作成に頭を悩ませている方々へ向けて、社内や社外、そして取引先に送る招待状のコツや文例について、お伝えいたします。
メールを書きたいときに「どのような内容が適切か?」と迷われる方は少なくありません。
そこで、上手な文面作成のアドバイスと実際の文例を分かりやすく解説していきます
この情報を参考にすれば、相手に好印象を与える暑中見舞いのメールを簡単に作成することができるでしょう。
暑気払いの招待メール作成のコツ
梅雨明けの暑さを乗り切るため、暑気払いの招待メールを作成する際のポイントを紹介します。
社内向けと社外・取引先向けに分けて解説します。
暑気払いの目的とその意義
多くの職場では様々な理由で集まり飲む機会が設けられることがよくありますが、その中の一つに「暑気払い」というものがあります。
この暑気払いを計画する際には、その本来の意味を理解しておくことが肝心です。
「暑気払い」とは、文字通り夏の熱い気候に打ち勝つために、冷たい飲み物や食べ物を楽しみながら暑さに対する身体の疲れを癒す行事を指します。
具体的には、会社で実施されるときは、涼やかな飲み物や料理を囲みながら、社員同士が親睦を深めつつ夏バテに打ち勝つ元気を養うという趣旨の飲み会のことを指します。
社内イベントの招待メール作成方法
社内のみなさんに向けた暑気払いイベントへのご案内メールの作成にあたり、その要点を紹介いたします。
このメールには、次のような情報を盛り込むことが重要です。
- 件名
- 時候のあいさつ
- イベントの目的
- 参加への呼びかけ
- 日時
- 場所
- 参加費
- 出欠確認
- 連絡先
件名は明確にして、受信者に迷惑メールと誤解されないよう工夫が必要です。
また、出欠の連絡については、メール返信を促し、その際の締め切りや担当者名を記載することが大切です。
社外・取引先への招待メールの記載事項
社外の取引先への招待メールにも、以下の内容を盛り込みます。
- 件名
- 時候の挨拶(省略形ではなく正式な表現を)
- イベントの目的説明
- 参加を呼びかける一文
- 開催日時
- 開催場所
- 会費(必要に応じて)
- 出欠回答の依頼
- 連絡先情報
取引先への連絡では、会費の項目が特に留意すべき点です。
主催側で負担する場合や、グループ会社内のイベントで自己負担する場合など、取引の形態に応じた対応が求められます。
状況に適した方式を事前に決定しておくことが大切です。
暑気払いへのお誘いメール文例について
さて、これからは暑気払いのお誘いメールの実例をご紹介いたしましょう。
使用シーンに応じて、社内向けと社外または取引先向けに分けてお話しします。
社内向けの招待メールの例文
社内イベントのお知らせ
猛暑が続くなか、皆様に日頃のご労苦に感謝申し上げます。
総務部の山田より、季節にちなんだ社内イベントのご連絡です。
このたび、涼やかな気分転換を兼ねて、暑気払いを行う運びとなりました。
同僚との親交を深めるとともに、リフレッシュして後半戦も元気に過ごしましょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
記
- 日時:○月○日(金)19時スタート
- 場所:居酒屋〇〇
- 住所:新宿区新宿1-2
- アクセス:最寄りはJR新宿駅、または西武新宿線新宿駅
- 連絡先:03(0000)0000
- 参加費:3,500円(当日徴収)
- 幹事:総務部 山田
- 連絡先:03(0000)0000
- メール:xxxxxx@xx.co.jp
※出欠のご連絡は、今週の金曜日までに山田までお願いいたします。
社外・取引先に向けてのメール
貴社にはいつも大変お世話になっております、株式会社〇〇の田中でございます。
梅雨の時期もそろそろ終わりを告げ、暑い夏が近づいてまいりました。
この暑さを涼しく吹き飛ばすため、親睦を兼ねた暑気払いのイベントを企画いたしましたので、ご案内申し上げます。
忙しい中恐縮ですが、ぜひご参加いただけますと幸いです。
記
- 日時:○月○日(金)19時から
- 場所:ビアレストラン〇〇
- 住所:中央区銀座2-2
- 参考:JR有楽町駅、または東京メトロ日比谷線銀座駅が最寄りです
- 連絡先:03(0000)0000
- 幹事:株式会社〇〇 営業部 田中・高橋
- TEL:03(0000)0000
- E-mail:xxxxxx@xx.co.jp
ご確認のうえ、今週の金曜日までに出欠のご連絡をお願いいたします。
あとがき
皆で一緒に夏の熱気を吹き飛ばすイベント、それが暑気払いの飲み会です。
熱中症や夏バテを予防して、元気に参加しましょう。
重要なのは、会場へのアクセス情報です。
道順が少しでも迷う場所なら、具体的な地図の提示や店舗の連絡先、さらには公式サイトのアドレスを招待状に書き加えておくといいでしょう。
また、当日は主催者の携帯番号を知っておけば、何かあった際にも素早く対応が可能です。