還暦を迎える上司へのお祝いの言葉を贈る時、敬意を表しつつも心からのお祝いが伝わるようなメッセージを書きたいものです。
失礼のない表現を心がけることはもちろんですが、上司が心から喜ぶような内容にしたいですよね。
そんな還暦のお祝いにぴったりなメッセージの書き方と、参考になる例文を紹介いたします。
上司への還暦祝いメッセージの書き方
上司への還暦祝いの際のメッセージ作成にあたり、留意すべきポイントをご紹介します。
還暦のお祝いに寄せるあたたかな言葉
言葉を添えて祝福する際には、還暦であることを強調することで相手に対する敬意と祝福の気持ちが伝わります。
- 還暦おめでとうございます
- 謹んで還暦のお祝いを申し上げます
- 60歳の記念すべき誕生日、誠におめでとうございます
感謝の言葉
お祝いの席で、長年の勤続に対する還暦のお祝いに続いて、日ごろの仕事における感謝の意を伝えることが心に残ります。
具体的なエピソードを交えると、その感謝はより深く表現されるはずです。
- 常に丁寧なご指導ありがとうございます。
そのおかげで多くを学ぶことができました。 - 厳しさの中にもあたたかさを感じるご指導が、いつも励みとなっています。
指導へのお願いを込めた結びの言葉
メッセージを締めくくる際には、結びの挨拶として指導へのお願いを添えることがあります。
これまで受けた感謝の気持ちを表明した上で、今後も変わらぬ指導を賜りたい旨を伝える表現が用いられます。
- これまでと同様に、変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます
といった言い回しが典型的です。
活躍が続くことを願うメッセージ
いわゆる人生100年時代と呼ばれる現代において、60歳という年齢はまだまだ現役で活動できる若さとも言えます。
そのため、60歳の方々を過度に年配者のように扱うのは、受け取る方にとってはあまり心地よくないかもしれません。
そこで、還暦の節目に際し、老いよりも若々しさを前面に出した、これからも益々のご活躍を願うメッセージを送ることが肝心です。
- いつまでも変わらぬご活躍をお祈りしております。
- これからも盛んなご活躍を心よりお祈り申し上げます。
上司の健康を願うメッセージ
60歳という節目にあたり、職場でいつも元気な姿が印象的ですが、さすがに疲れが隠せないお年頃かもしれませんね。
そうした上司への気遣いとして、以下のような言葉を贈ることをお勧めします。
- どうか無理をされないようお気を付けください。
- ご健康には特に注意を払って、いつも通りの明るい毎日を送ってください。
- これまで同様、無理のない範囲でご自愛いただければと存じます。
忌み言葉は避けるべき
祝福のメッセージを贈る際には、縁起が悪いとされる忌み言葉を使わないように注意しましょう。
特に還暦祝いでは、「去る」「別れる」「離れる」といった言葉が避けられがちです。
以下は一般的な忌み言葉の例です。
- 老いる
- 終わる
- 失う
- 衰える
- 苦しむ
- 病む
- 倒れる
- 果てる
- 折れる
- 寝つく
- 途切れる
- ボケる
- 痛む
- 弱る
- 散る
- 萎える
- 死ぬ
- 四(=死)
- 九(=苦)
還暦のお祝いメッセージ集
日頃からのご教示に深く感謝しており、益々のご成功を願っております。
60歳の節目のお誕生日、本当におめでとうございます!
これからも変わらぬご活躍を心からお祈り申し上げます。
あなたのいつも溢れる元気から、私たちも大いに力をもらっています。
これからもご指導、ご鞭撻を賜りたく存じます。
これまでの優しいご指導にはいつも感謝しております。
末永くご健康でいらっしゃいますように。
常に厳しくも心温まるご指導に心から感謝しております。
ご健康とさらなるご成功をお祈りいたします。
いつもはつらつとしたご様子に心から敬服します。
私も貴方のような素敵な60歳を目指していきたいと思います。
更なる飛躍をお祈り申し上げます。
私たち部下一同から、ささやかながら感謝の気持ちを込めてお伝えします。
これからも末長くお元気でお過ごし下さい。
あとがき
メッセージは伝達しようとする内容と相手との関係性によって、長さが適切かどうかが決まります。
あまりにも長いとぼやけた印象を与え、ポイントが伝わらない恐れがあります。
逆に、短すぎると情感が不足してしまい、相手に気持ちが届かないかもしれません。
どの場合も、今回のような還暦のお祝いの意をしっかりと込めつつ、相手が上司であることを考慮して、日頃の関係性にかかわらず、礼儀正しい選び言葉で感謝の気持ちを伝えることが重要です。