新車購入時に悩む点の一つといえば、ナンバープレートの番号選びではないでしょうか。
番号はどのように選んでいますか?
縁起を担いだり、特別な記念日を選んだり、シンプルに自分の好きな数字を選ぶ方も多いことでしょう。
特に、一般的によく目にする「358」という番号は、一体どんな意味があるのでしょうか?
この機会に、車のナンバーに関する情報をお伝えしたいと思います。
車の番号の選び方とは?
自分の車のナンバープレートに愛着のある特定の数字を取りたいと考えたとき、どのようにして番号を決めていますか?
また、どのような手順を踏めば希望のナンバーを手に入れることができるのでしょうか?
希望番号制度を使う
自動車のナンバープレート番号には、指定したい番号を申請し、それを取得するための料金を支払う方法があります。
これを「希望番号制度」といいます。
自分の気に入った番号にしたい場合は、この制度を活用しましょう。
逆に、特定の番号にこだわりがなければ、管轄する陸運局に任せる形となります。
1999年の5月から始まり、現在では全国的に取り入れられているこの制度は、自家用車や事業用車を問わず、登録自動車(普通、小型、大型特殊)や自家用軽自動車に対して適用されます。
ただし、いくつかの例外もありますので注意が必要です。
希望番号制度が利用できるタイミングは、新たに自動車を登録する場合、引越しで陸運局の関連地域が変わる場合や、ナンバープレートが損傷したり、汚れたり、なくなったりした際にも適用されます。
希望する番号を確実に入手可能かどうか
希望番号制度には「抽選対象希望番号」と「一般希望番号」の2タイプが存在します。
多くの人に人気のある番号は「抽選対象希望番号」とされており、これらの番号を希望する場合は、運良く抽選に当選しない限り取得することはできません。
縁起の良い車のナンバー
多くの人は、どのような車のナンバーを望んでいるのでしょうか。
安全運転はもちろんのこと、車のナンバーにも気を使う方々がいらっしゃいます。
特に気をつけたいのは、運転中の事故のリスクです。
予期せぬ事故を避けたいと願い、縁起の良い数字をナンバーに選ぶ方がしばしばいます。
例えば、「7」はラッキーセブンとして、「8」は末広がりの意味を持って人気です。
また、「五大吉数」という、特に縁起が良いとされる数字もあります。
選ぶ際に迷ったときは、これらの数を選ぶことをおすすめします。
五大吉数の意味
- 15:金運・名声・魅力・発展・人脈・人気・穏やかさ・良い家庭
- 24:財運・成功・直感・健康・セレブリティ・モテる・玉の輿
- 31:才能・繁栄・ツキ・頭脳明晰・統率力・気立ての良さ・公私の両立
- 32:チャンス・発展・出会い・強い引き・幸運な連鎖・ドラマティック
- 52:先見の明・功利主義・アイデア・華やかさ・金運
愛車がすぐに見つかるナンバーの選び方
広大な駐車場の中で自分の愛車を探す際、類似した車種やカラーの車が同時にたくさん停まっていることがあります。
また、呼び出しでナンバーが使われることもあるでしょう。
そうした場面で特に便利なのが、自分にとって覚えやすい番号をナンバープレートにしておくことです。
例えば自分の誕生日、家族の記念日、愛車を購入した年などをナンバーにすることで、他の似た車との見分けが速やかになります。
個人的な意味を持つナンバーは、すぐに愛車を見つけ出すことに役立つでしょう。
自動車ナンバーの語呂合わせ
自動車のナンバープレートを選ぶ際、多くの人々が好む方法のひとつが、語呂合わせによるものです。
例えば、「いい夫婦」を意味する1122や、「いいパパ」で覚えられる1188、「ニコニコ」と表現される2525など、これらはよく知られています。
愛情表現としては、「求愛」を連想させる91、「アイラブ」を象徴する10、感謝を示す「サンキュー」である39や、幸運を呼ぶ「天使」を表す104、「ハート」を表している810、ポジティブな「いい波」にちなんだ1173などが挙げられます。
これら以外にも、個人の名前を数字に変換したり、様々なアイデアにより多種多様な語呂合わせのナンバーが存在しています。
車のナンバーゾロ目
ナンバープレートに同じ数字が並ぶ「ゾロ目」は、運転者にとって特別な魅力があります。
例えば、(777)や(888)はそれぞれ「ラッキーセブン」や「末広がりの八」として、多くの人に好まれます。
さらに(7777)や(8888)といったナンバーは、その人気の高さから獲得競争が激しく、抽選で決まることが一般的です。
そのため希望しても、これらの人気番号を手に入れられる保証はありません。
抽選を行う車のナンバーの人気番号
車用のナンバープレートで、高い人気を誇る特定の番号は、多くの地域で希望者多数による抽選が行われます。
全国的にどこの事務所や支所でも抽選になるとされるナンバーは合計で13種にものぼります。
- (・・・1)
- (・・・7)
- (・・・8)
- (・・88)
- (・333)
- (・555)
- (・777)
- (・888)
- (11-11)
- (33-33)
- (55-55)
- (77-77)
- (88-88)
更に、この一覧に掲げられた番号だけでなく、各地域の事務所や支所によっては、他にも抽選が必要とされる人気のナンバーが存在する場合があります。
車のナンバー358の謎に迫る
街を走る車の中で、「358」という番号を目にすることがあります。
この数字、特別な日付を指すわけでもなく、ピンとくる語呂合わせも思い浮かばないかもしれません。
しかし、理由を知ってしまえば納得してしまうかもしれませんが、実は358は幸運を呼ぶ数とされているのです。
その背景にある複数の理由をご紹介しましょう。
なぜ縁起のいい数字とされるのか
風水の世界では、特定の数字にはそれぞれ意味が込められています。
例えば、「3」は成長を、「5」は財の運気を、「8」は繁栄を表し、このようにポジティブなイメージを持つ数字は一般に吉祥とされています。
これらの数字は風水の分野で重宝されており、配列の順番には関係がないとの見方もありますが、きれいな順序になる「358」という具体的な数字の組み合わせを望む人は多いです。
その他にも、「358」という数にはさまざまな縁起の良い逸話があります。
・仏教の開祖であるお釈迦様が35歳と8か月の時に悟りを開かれた
・中国の古典文学である『西遊記』に登場する沙悟浄(3)、孫悟空(5)、猪八戒(8)といったキャラクターの名前に含まれる数。
また、日本の歴史に目を向けると、徳川幕府の将軍においても、「3」代目の家光、「5」代目の綱吉、「8」代目の吉宗という、比較的評価が高いとされる将軍たちがこの数字にちなんでいます。
このように、「358」にはさまざまな背景や説話が存在し、縁起の良い数字として受け入れられているのです。
まとめ
自動車のナンバープレートは、一人ひとりの好みにより特別な意味を持つ番号が選ばれることが多いです。
幸運を招く番号は魅力的ですし、記憶に残りやすい番号も使い勝手が良いですよね。
しかし、考えれば考えるほど、どのナンバーに決めるべきか悩んでしまいがちです。
特にこだわりがなければ、ナンバープレートのカスタマイズに追加料金を支所う必要はないでしょう。
陸運局に選択をゆだね、どんな番号が割り振られるのかを、そのまま楽しむ方もいます。