乾燥した冬季には、静電気に悩まされる方が少なくありません。
しかしその静電気が、季節を問わず発生するという人もいるのです。
これはもしかして体質によるものかも?
そう考えている方もいるかもしれません。
「静電気体質」というものが科学的な根拠を持っているわけではありませんが、身の回りに目を向けてみると、静電気が頻繁に起こる人とそうでない人がいるのは確かです。
一体何が彼らの違いなのでしょうか?
静電気体質とは?
静電気は、多くの人が体験する一般的な現象です。
特に、季節の変わり目や気候が乾燥して湿度が低い冬に、静電気は発生しやすくなります。
その一方で、湿度が高い夏場には静電気が発生しづらい特性があります。
季節に関わらず、頻繁に静電気を帯びる場合、あなたは静電気体質(帯電体質)かもしれません。
静電気体質は科学的な証明はされていませんが、静電気が自然に放電されずに体内に蓄積されることが多いために、頻繁に静電気を感じやすいと言われています。
この状態が続くと、疲労や免疫力の低下など、体調の不調を感じることがありますので、改善することが望ましいですね。
さて、このような静電気体質の原因について解説していきましょう。
静電気体質の原因は何?
人は体に蓄積した静電気を湿度の高い環境で自然に放電しますが、自然放電が難しい体質の人もいます。
これは「不健康」ということが主な原因です。
詳細に説明すると、体のイオンバランスの乱れが原因です。
健康な体では体内の血液が弱アルカリ性で、皮膚の表面は弱酸性とされ、イオンバランスが保たれていますが、不健康な場合はそのバランスが崩れてしまいます。
そのようになる主な理由は、忙しい現代人の日常生活にあります。
- 睡眠不足
- 偏った食事
これらは健康を維持する上での大敵です。
イオンバランスが崩れると、体内は酸性化しプラス電子が増加、マイナス電子が不足します。
その結果、ドアノブや蛇口など金属などに触れた際に、金属のマイナス電子が体のプラス電子に引き寄せられ、静電気が発生します。
静電気体質の改善方法は食べ物?
静電気体質を改善するにはイオンバランスを正常にすること、不摂生をやめ健康な体になることです。
そのためには旅行や趣味などで日頃のストレスを発散しリフレッシュしたり、時間の使い方を工夫して十分な睡眠時間を確保することが大事です。
また静電気体質を改善するには体の内側から、普段の食生活を見直すことも必要です。
イオンバランスが乱れ体内が酸性化すると血液にプラス電子が増加してドロドロになります。
そのような食生活の代表例が
- ジャンクフード
- 肉類
ジャンクフードは美味しく手軽ですが、毎日のように食べていると栄養バランスも悪くなり血液がドロドロになってしまう恐れもあります。
肉類は必要な栄養素を摂れる食材ですが、偏りすぎはよくありません。
栄養バランスを考えて食べるのはもちろんですが、その上でサラサラの血液になる食べ物を積極的に摂取するように心がけるといいでしょう。
- 野菜
- 芋類
- 豆類
- 海草類
血液に良い成分はカルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウムなどです。
またゴマにはミネラル分のカルシウムが多く含まれ、他にひじきや魚なども血液に良いとされています。
このように普段の食生活だけでも体内に影響があり、それが静電気体質の改善につながります。
あとがき
静電気体質は、すぐに改善するものではないかもしれません。
しかし、ストレス発散や十分な睡眠をとること、食生活を見直すことは、静電気体質の改善以外にも健康のために良いことです。
静電気をきっかけに、普段の生活を見直して、健康的な体づくりを目指しましょう。