祝儀袋への名入れが心配な方の中には、パソコンで印刷する方法が浮かぶ方もいると思います。
しかし、印刷は失礼ではないかと悩むことも。
自筆で美しく書くコツと、最終手段としての代筆サービスを紹介しましょう。
ご祝儀袋の名前、印刷は非礼？
ご結婚などのお祝いの際に使用するご祝儀袋ですが、名前を印刷することが非礼に当たるのか気になる方もいるでしょう。
現代ではパソコンやスマートフォンが日常的で、手書きの機会が減っているため、筆ペンを使って美しい文字を書くのが難しいこともあります。
ご祝儀袋の名前をどのように記入するか、まずは印刷と手書きのそれぞれの特性を見てみましょう。
印刷の特性
- 綺麗で読みやすく、プロフェッショナルな印象
- 人間味が感じられず、フォーマル過ぎるとも捉えられる
手書きの特性
- 個人の個性が出て温かみを感じさせる
- 不慣れな筆記具だと見た目が悪くなる可能性も
両者を比較すると、一長一短があることがわかります。
好みが分かれるところで、ある人は手書きにこだわるものの、別の人は印刷でも差し支えないと考えます。
個人的には、じっくり時間をかけて手書きしたいところですが、現代社会の文化を考えれば、適切なフォントの選択に留意すれば印刷でも失礼ではなさそうです。
ただし、ご祝儀を受け取る側が筆書きに特にこだわる場合は、その点を配慮することが大切です。
ご祝儀袋の名前書きのコツ
結婚式などのご祝儀袋に、名前を手書きで美しく記す方法についてお伝えします。
いきなり上手に書こうとしても、なかなか字が上手になるものではありませんよね。
しかし、簡単なアイデアで見た目を良くする方法がありますので、ご紹介いたしましょう。
パソコンとトレース紙を活用する
簡単な方法として、まずパソコンを活用して名前を印刷し、その印刷物をご祝儀袋の下に敷きます。
その後、上からなぞりながら書くことで、印刷したかのような綺麗な文字を描けます。
ただし、ご祝儀袋の紙が厚い場合はなぞりにくいため、印刷文を横に置いて見比べながら書くのが良いでしょう。
印刷物を参考にすることで、自力で書くよりもずっと綺麗に仕上がります。
筆ペンかサインペンを選ぼう
筆ペンを使えば、その書き味で豪華な印象を与えることができます。
もし筆ペンが苦手であれば、使いやすいサインペンを使っても問題ありません。
ただし、ボールペンや万年筆など、線が細く事務的な印象の筆記具は、ご祝儀袋には不向きですので避けましょう。
ご祝儀袋の筆耕サービスについて
ご祝儀袋への名入れを自筆で行おうとしたものの、期待通りに仕上がらなかった経験はありませんか？
そんな時は、代筆サービスを利用するのが一つの解決策です。
代筆を使えば、綺麗な字で手書きの暖かみを残した名前を入れることが可能です。
価格は少々高くなる傾向にありますが、特別な日にはそれだけの価値があると多くの方が感じているようです。
インターネットでの代筆サービス注文では、届くまでに時間がかかることが多いため、余裕を持ったスケジュールで頼むことをお勧めします。
届いた際には、すぐに内容に誤りがないか確認するようにしましょう。
あとがき
ご祝儀袋への名前記入、印刷であっても特に問題はないと考えます。
ただし、この慣習に対する考えは人それぞれで異なりますので、相手の好みに配慮することを忘れないようにしましょう。
大切な人の特別な日に向け、ご祝儀を用意する際は早めの準備が肝心です。
相手の幸せを願い、心をこめて丁寧にご祝儀を整えましょう。
