12月は忘年会のシーズンですね。
今年一年の締めくくりとして開催する会社も多いのではないでしょうか。
乾杯の挨拶を頼まれて慌てている方もいるかもしれません。
そんな重要な立場では、どんな挨拶が好ましいのでしょうか。
社長や役員、大勢の社員の前で緊張しますよね。
そこで、忘年会の乾杯の挨拶のポイントや例文について調べてみました。
忘年会の乾杯の挨拶では何をいうべき?
乾杯の挨拶は忘年会の始まりの合図ですから大事な役割を担います。
だからこそ失礼がないよう、適切な内容を考えるのが重要です。
忘年会の目的は、年末に集まり、一年間の労をねぎらい、社員同士の親睦を深めることにあります。
従って、挨拶の中心は「一年間の労をねぎらう」から始めて「乾杯!」へと移行するスムーズな流れが理想的です。
この際、一年間の労をねぎらう言葉を丁寧に述べることが重要です。
忘年会の乾杯の挨拶のポイント
忘年会の乾杯の挨拶を始める前に注意したいポイントを紹介します。
乾杯の挨拶のポイントは?
乾杯の挨拶で留意すべき点をお話しします。
挨拶が長引くと、重要なポイントが見失われ、参加者には待ちくたびれた印象を与えかねません。
昔、校長先生の話が長いとみんなうんざりしていましたよね?
それと同じことです。
参加者はおいしそうな料理や飲み物を前にして、始まりを今か今かと心待ちにしています。
参加者全員が早く進行を望んでいることを念頭に置き、話す内容をしっかり整理して、簡潔に伝える努力をしましょう。
乾杯の挨拶の構成は?
では次に先程の「一年間の労をねぎらう言葉」を乾杯の挨拶のどこにもってくるのか、他に何を話すのがいいのか挨拶の構成をみてみましょう。
最初の言葉
・忙しい中集まっていただいたお礼など
今年一年の労いの言葉
・◆◆から始まって〇〇もありましたが、皆さまのおかげで乗り切れました
新年に向けた言葉
・来年も皆さまと一丸となって~
乾杯の発声
基本的にはこの4つの構成です。
最初の言葉で、自分がどこの部署の誰なのかぐらいは伝えてから話し始めた方が、参加者には親切ですしスマートです。
挨拶の長さは労いの言葉のボリュームで変わります。
今年一年を細かく振り返ってしまうと色々な出来事がありますので、要点を絞って話さないと長い挨拶になってしまいます。
乾杯の発声は勢いよく言いましょう。
忘年会の乾杯の挨拶の例文はコレ!
ではポイントを抑えた忘年会の乾杯の挨拶の例文をご紹介します。
とにかくシンプルな挨拶は
今年一年、多くの挑戦がありましたが、本当にお疲れ様でした。
来年もわが社のさらなる飛躍を心から願って、乾杯したいと思います。
皆様、どうぞグラスをお持ちください。
よろしいでしょうか。
では、乾杯!
少しかしこまった挨拶は
この度ご指名頂きました営業三課の▽▽です。
今年は○○から始まり○○や○○と大変な一年でした。
社員の皆様、本当にお疲れさまでした。
今日は時間が許す限り飲んで食べて、一年間の疲れを癒して頂きたいと思います。
それでは皆様グラスをお持ちください。
ご準備はよろしいでしょうか。
乾杯!
大変僭越ではございますが、ご指名ですので乾杯の音頭をとらせていただきます。
皆様、今年一年本当にお疲れ様でした。
今日は大いに楽しんで1年の疲れを癒して頂きまして、来年からまた全社一丸となって目標達成に向けて頑張りましょう!
それでは準備はよろしいでしょうか。
□□の益々の発展と皆様のご健勝を祈念いたしまして、乾杯!!
乾杯の挨拶は笑いを取らないといけないと思う方もいるかもしれません。
確かに、和やかなムードは大切ですし余裕があればいいですが、無理に笑いを取る必要はありません。
緩急をつけるなら挨拶はキッチリ決めて、余興で思う存分笑わせる方がいいでしょう。
あとがき
忘年会の乾杯の挨拶を頼まれると、色々と悩む方もいらっしゃるでしょう。
しかし、基本を押さえてしまえば意外とすんなりとこなせるものです。
一度終わってしまえば、後はただ飲んで忘年会を楽しむだけ。
これも一つの経験として、是非頑張ってみてください。