上司に送る年賀状の一言メッセージは、何を書けば良いのか迷いますよね。
美しく印刷されたものの、定型文のみでは受け取る方にとっても事務的な印象が残ります。
新年の挨拶は、日頃の感謝を自分らしい表現で伝えたいものです。
しかし、どのような一言が適切なのでしょうか。
ここで、上司への感謝を込めた、手書きの一言メッセージをいくつかご紹介します。
年賀状の一言メッセージの内容は?
上司に伝えたいのは日頃お世話になっている感謝の気持ちが一番ですが、新年のご挨拶ですから他にも書きたいことはありますよね。
はじめに一言メッセージにはどんなことを書くといいのか内容についてご紹介します。
一言メッセージの内容は?
上司へ送る年賀状に添えたい一言メッセージの内容には、一般的に以下の5つが挙げられます。
- 感謝の言葉
昨年のご指導に対して感謝の気持ちを表します。
- 新年の抱負
仕事における自身の計画や決意を述べます。
- 精進する
今年は昨年以上に一生懸命努力する旨を伝えます。
- ご指導をお願いする
新年も昨年同様にご指導を願い出ます。
- 健康を気づかう言葉
上司の健康を気遣う言葉を添えます。
内容は普通ですが、自分の言葉で一言添えるだけで、事務的ではなく、温もりのある年賀状に仕上がります。
一言メッセージで注意することは?
必ず手書きで書く
最も大事なことは、手書きで書くということです。
一言とはいえ、一枚一枚手書きで書くのは誰にとっても面倒な作業です。
それでいて、印刷に比べると見映えが劣るかもしれません。
しかし、美しくも味気ない印刷文字より、手間暇をかけて丁寧に書かれた文字の方が受け取った人は喜びます。
間違ってもついでに印刷したりしないようにしましょう。
筆記用具は何を使う?
ボールペンは事務的に見えがちなのでおすすめできません。
筆ペンや油性フェルトペンが良いでしょう。
印刷と同じような一言を書かない
「旧年中は大変お世話になりました」
「本年もよろしくお願い申し上げます」
どの年賀状も基本的にはこのような意味の文章(定型文)が印刷されています。
そこに同じ意味の一言を書いても重複してしまい意味がありません。
意外とやりがちなミスです。
受け取った側も、よく確認しないで適当に書いて投函されたと感じるかもしれません。
年賀状の一言で上司に送るメッセージ文例は?
それでは、上司宛の年賀状に添える一言の文例をご紹介します。
先程の年賀状に添える一言の内容に沿ってみてみましょう。
なお、年賀状の添え書きには「、」や「。」などの句読点はつけないのが通例です。
年初めのご挨拶に「区切りをつけないため」という意味や筆で書かれていた頃の名残ともいわれています。
感謝の言葉の文例
- 昨年は親身なご指導をいただき、ありがとうございました。
- 昨年は何かとご指導いただき、厚く御礼申し上げます。
- 旧年中は格別のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
- 旧年中は公私にわたってお世話になり、心より感謝申し上げます。
- いつも相談に乗って下さり、的確なアドバイスありがとうございます。
- ○○プロジェクトでは貴重なアドバイスを頂き、大変お世話になりました。
新年の抱負の文例
- 今年は目標を明確に定め、積極的に業務にあたりたいと思っております。
- ○○さんの仕事ぶりを見習って、今年は飛躍の年にする決意です。
- ○○課長のご指導をさらに活かせるよう努める決意であります。
- 今年は入社○年目、これまでのご指導を更に活かせるよう努力する決意です。
- 今年は1件でも多く契約を取れるよう積極的な姿勢で業務にあたりたいと思います。
- 入社○年目の今年は、さらなる飛躍の年とするべく努力する所存です。
- 本年は良き報告をお伝えできるように努めていく所存です。
精進する言葉の文例
- 昨年の経験を生かし、今年も精進する所存でおります。
- 昨年の経験を生かし、今年はご期待に応えるべく精進する所存でおります。
- 本年もご期待に添えるよう精進いたす所存です。
- 未熟者ですが、先輩方を見習いながら少しずつ成長していきたいと思っています。
- 何かと至らないことも多く、まだまだ未熟者ですが本年もよろしくお願いいたします。
ご指導をお願いする言葉の文例
- 本年もご指導の程宜しくお願い申し上げます。
- 本年もよろしくご指導下さいますよう願い申し上げます。
- 本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
- 本年も昨年同様ご指導の程をお願い申し上げます。
- 今年も相変わらぬご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
- 今年も一層のご指導ご鞭撻をお願いいたします。
健康を気づかう言葉の文例
- ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
- ご家族の皆様にはご健康で幸多い一年でありますよう祈念いたしております。
- 皆様お元気で幸多き年となりますように。
- 皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- この一年のご健康とますますのご活躍をお祈り申し上げます。
- 寒い日が続きますのでくれぐれもご自愛ください。
あとがき
年賀状は印刷されたままですと、少々味わいに欠ける感があります。
特に上司へ送る際は、敢えて余白を残して、手書きで簡潔ながら心温まる一言を添えることが推奨されます。
昨年のご指導に対する感謝の気持ちやお礼の言葉を記すのは基本です。
さらに、今年の抱負を述べることで、より一層の前進への意欲を示すことが大切です。
上司への年賀状ですから、元日の朝に確実に届くよう、事前の準備を怠らないようにしましょう。
年末は日々忙しく過ぎていくものですが、こうした小さな努力が大きな差を生むことを心に留めて頑張ってください。