正月休みが終わり、業務が再開すると、間もなく新年会の季節が訪れます。
今年は司会を任されて、進行の仕方に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
新年の幕開けを飾る重要なイベントですから、何としても成功させたいですね。
そこで、新年会の司会進行に役立つポイントをいくつかご紹介いたします。
- 新年会の司会進行の台本の作成方法
- 挨拶の順番とその進め方
- 挨拶の言葉の例文集
新年会の司会進行の台本は?
新年会の司会進行には台本が必要不可欠です。
宴会の全体の流れは台本で把握できるようにしておくのがいいでしょう。
会社や宴会の規模によっても内容には多少違いがありますが、一般的には以下のような流れになります。
- 開会の言葉
- 開会の挨拶
- 乾杯の音頭
- 食事・歓談
- 余興など
- 締めの挨拶
- 閉会の言葉
内容が多岐にわたり、進行も大変な印象を受けがちですが、実際に司会者が挨拶を行うのは、開始と終了時のわずか2回です。
これが開会の言葉と閉会の言葉に相当します。
他の部分は主に、台本に従って参加者を紹介する役割が中心となります。
全体を俯瞰して見れば意外と手のかかる作業は少ないので、元気に取り組んでいきましょう。
司会者の主な仕事内容を整理すると、以下の案内アナウンスがあります。
- 食事・歓談
- 余興
余興は企業によって実施するかどうか異なりますが、プログラムが決定していれば順番に進めるだけなので難しくありません。
それぞれの持ち時間を前もって設定しておき、スムーズに進行するようにしましょう。
次に以下の3つの挨拶については、挨拶する人を紹介するアナウンスが必要です。
- 開会の挨拶
- 乾杯の音頭
- 締めの挨拶
これらの挨拶については、幹事が事前に担当者に依頼をしておきます。
誰がどのように挨拶を担当するかは大体において決まっているため、間違いがないように注意が必要です。
新年会の司会は挨拶の順番をどうすればいい?
開会の挨拶、乾杯の音頭、そして締めの挨拶は誰にどれをお願いするかが重要です。
このような重要な役割は、当日会場に出席される中で最も役職が高い三名の方々にお願いするのが一般的です。
各挨拶の振り分けは以下の通りです。
- 開会の挨拶:参加する人の中で役職が最も高い方
- 乾杯の音頭:参加する人の中で役職が三番目に高い方
- 締めの挨拶:参加する人の中で役職が二番目に高い方
これらの役割の依頼は通常、幹事が段取りを行いますが、依頼された方が挨拶内容を準備する必要があるため、なるべく早めに連絡を取ると良いでしょう。
また、予期せぬ役職者のスケジュール変更が生じる可能性もありますので、前もって代替計画を準備しておくことがお勧めです。
特に1月は多くのスケジュールが入りますので、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
新年会の司会 挨拶の言葉の例文
では当日の司会者の挨拶や言葉を新年会の進行と一緒にご紹介します。
開会宣言
本日は司会進行を務めます、営業部の佐藤です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
開会(開宴)の挨拶
山田社長、どうぞ宜しくお願いします。
~山田社長の挨拶~
ありがとうございました。
乾杯の音頭
準備はよろしいでしょうか。
鈴木部長、乾杯のご発声をお願いいたします。
~鈴木部長の乾杯の発声~
ありがとうございました。
食事・歓談
余興
最初に、我が営業3課からの出し物をお楽しみください。
では、スタートです!
締めの挨拶
田中専務、どうぞ宜しくお願いします。
~田中専務の締めの挨拶~
(一本締めなどがあれば)
ありがとうございました。
閉会宣言
本日はご参加いただき、誠にありがとうございました。
皆さん、お忘れ物がないよう、ご注意の上、お気をつけてお帰りください。
あとがき
新年会の司会を務める際は、時間管理と段取りが重要です。
台本は内容をシンプルに保ち、当日の時間配分と事前の準備に注意しましょう。
また、一人で全てを把握しようとすると大変なため、幹事や同僚など協力者がいると心強いです。
今年も素晴らしい年になることを願っています。
司会、頑張ってください!