懐かしい友人たちが集まる同窓会は、参加する側にとって大きな楽しみの一つですね。
しかし、その準備を担当する幹事の方々にとっては、かなりの労力が必要とされます。
さて、同窓会の案内状にはどのような内容を記載すればよいのでしょうか?
ここでは、生徒や先生宛ての同窓会案内状の適切な書き方について、具体的な例文とともにご紹介します。
同窓会の案内状の書き方
同窓会の案内状の作成に特定の形式は必要ありませんが、受け取る方に明確に情報を伝えるため内容を整理し、わかりやすく編成することが大切です。
では、具体的にどのような情報を案内状に記載する必要があるか見ていきましょう。
同窓会の案内状の挨拶文は?
案内状には同窓会の開催を告げる挨拶文が不可欠です。
生徒宛でも教師宛でも、以下の要素を丁寧な言葉遣いで含めましょう。
- 時候の挨拶
- 同窓会開催のお知らせ
- 出席を促す表現
以下に生徒および教師宛の具体的な例文を示します。
同窓会の開催内容の詳細は?
同窓会の開催詳細は、次の情報を漏れなく、間違いなく伝えることが重要です。
- 同窓会の名称(例:〇〇学校平成(昭和)〇年度卒業生同窓会)
- 案内文の形式(拝啓~敬具)
- 開催日時(〇月〇日〇曜日、午後〇時~)
- 会場(店名、住所、電話番号、地図等)
- 会費(〇千円)
- 特別招待する教師の名前(担任や部活の顧問等)
- 出欠の連絡方法と締切日(はがきで〇月〇日までなど)
- 問い合わせ先(幹事の名前と連絡先)
先生の会費はどうする?
教師(恩師)の会費については、以下の選択肢が考えられます。
- 招待として無料にする。
- 他の参加者と同様に会費を徴収する。
教師が多数の同窓会に招待される場合、毎回の会費が負担となることを考慮し、参加者全員で費用を負担して招待する方法もありますが、会計処理の際に教師から寸志を受け取ると混乱することがあるため、一般的には会費制を採用することが多いです。
案内状を送る時期はいつ?
同窓会の案内状は、参加者が予定を立てやすいよう、少なくとも1ヶ月前には届くように送付します。
それぞれの生活環境が異なるため、早めに通知することが望ましいです。
案内状の内容に誤りがあった場合は、急いで訂正し再送する必要があり、それに伴う追加の郵便料金も発生するため、発送前には内容の確認を徹底しましょう。
また、恩師の出欠を案内状で参加者に知らせたい場合は、先に出欠確認しておきましょう。
同窓会の案内状の例文
生徒宛と先生宛の同窓会案内状の例文をご紹介します。
生徒宛の例文
〇〇年度〇〇中学校卒業生として、3年〇組の同窓会を開催する際の例
拝啓、〇〇の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本年は私たちが〇〇中学校を卒業してから〇年が経ちます。
この節目を迎え、同窓会を開催する運びとなりましたので、ここにご案内申し上げます。
当日は、恩師の□△先生にもご参加いただけることとなっております。
お忙しいとは存じますが、是非ご参加ください。
久しぶりに集まり、思い出深い時間を一緒に過ごしましょう。皆様にお会いできることを楽しみにしております。
敬具
- 日時:令和〇〇年〇月✖日△曜日 PM 6:00~
- 会場:レストラン◎◎(東京都〇〇区〇〇1-2-3、TEL:03-0000-0000)
- 会場HP:http//:xxxxxx
- 会費:8,000円(当日受付にて)
- 幹事:〇〇〇〇(携帯:090-0000-0000、メール:xxxxxx@xx.xx)
※お手数ですが準備の都合上〇月〇日までに返信ハガキにてお返事ください。
先生宛の例文
次に、先生宛の同窓会案内状の例文です。
拝啓、〇〇の候、先生におかれましては益々ご健勝のことと存じます。
私は〇〇年度〇〇中学校卒業生の〇〇と申します。
今年は私たちが〇〇中学校を卒業してから〇年目の節目に当たります。
このたび、同窓会を開催する運びとなりましたので、先生にも是非ご参加いただきたく存じます。
忙しい中恐縮ですが、同封のハガキにてご出欠のご回答をお願い致します。
先生との再会を心待ちにしております。
敬具
- 日時:令和〇〇年〇月✖日△曜日 PM 6:00~
- 会場:レストラン◎◎(東京都〇〇区〇〇1-2-3、TEL:03-0000-0000)
- 会場HP:http//:xxxxxx
- 会費:8,000円(当日受付にて)
- 幹事:〇〇〇〇(携帯:090-0000-0000、メール:xxxxxx@xx.xx)
※お手数ですが準備の都合上〇月〇日までに返信ハガキにてお返事ください。
あとがき
同窓会の案内状の作成にあたり、往復はがきでの返信を促す形式が一般的です。
封書で送る場合は返信用のはがきも忘れずに同封するようにしましょう。
何かご不明な点が出た時には、迅速に幹事宛に連絡をもらえるように連絡先はしっかり記載しておきましょう。