大いに盛り上がった同窓会の締めの挨拶を担当することになった場合、どのような内容を話せば良いのでしょうか?
しっかりと印象的に会を締めくくりたいものです。
最後は一本締めを行うべきか、また、二次会の案内のタイミングをどこにするかなどに頭を悩ませているかもしれません。
今回はそんな同窓会の閉会挨拶の例文をご紹介します。
同窓会の締めの挨拶
同窓会の締めの挨拶の内容やポイント、そして基本的な例文をご紹介いたします。
締めの挨拶の内容は?
はじめに、同窓会の締めの挨拶に盛り込みたい内容からご紹介します。
単に「お疲れさまでした」と言うだけでは物足りないことも多いですね。
しかし、どのように表現すれば良いのか迷われる方も少なくないでしょう。
そこで、締めの挨拶におすすめの内容をお伝えします。
当日の参加者全員への感謝を伝える
集まってくださった皆さまに感謝の気持ちを伝えます。
楽しいひと時を共有できたこと、それぞれのご参加に対して感謝の言葉を述べましょう。
もし、教員など特別なゲストがお越しであれば、ここで改めてお礼を伝えます。
大変な仕事をやり遂げた幹事たちへ拍手を
幹事のメンバーには拍手を送ります。
今回の同窓会を実現させるために尽力した幹事たちの努力に対して、感謝と敬意を示し、全員で拍手を送りましょう。
次回の開催に意欲を示す
次に再会する時期は未定かもしれませんが、また集まることを前向きに提案し、皆さんの賛同を求めます。
会場にいる間に、同窓会の継続について皆さんと一緒に心を一つにすることが大切です。
抑えておきたいポイントは?
挨拶は手短に行うことが大切です。
特に、みんなが楽しく会話している状況では、長い話は避け、必要なポイントだけを触れて閉会しましょう。
閉会の挨拶では、出席してくださった全ての方々への感謝の言葉を忘れずに伝えます。
最後に、集まっていただいた皆さんの今後の活躍と健康を心から祈りながら、閉会の言葉とします。
同窓会の締めの挨拶の例文は?
以下に同窓会の締めの挨拶の例文を紹介いたします。
この内容が一般的な例文として理想的ですので、各自の同窓会の特色に合わせて自由にアレンジしてください。
皆さん、楽しい時間はあっという間に過ぎ去りますね。
早いもので、もう閉会の時間が迫って参りました。
今日は、地元はもちろん遠方からも足を運んでくださったたくさんの方々、心から感謝申し上げます。
先生方にもお越しいただき、大変ありがとうございました。
久しぶりにお会いした皆さんの顔を見ることができ、声を聞くことができて、非常に嬉しく思います。
本当にありがとうございました。
また、今回の同窓会を企画し、準備していただいた幹事の皆様、素晴らしい時間を提供していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
幹事の皆様に、もう一度大きな拍手をお願いします。
パチパチパチパチ(拍手)
次に、同窓会を開けるかは未定ですが、機会があればまた地元で集いましょう。
それでは、時間になりましたので、皆さんの今後のご活躍と健康を祈り、本日の会を閉じたいと思います。
お帰りの際は忘れ物のないようご注意ください。
それでは、お疲れさまでした!
同窓会の締めの挨拶で一本締めはする?
同窓会の締めで手締めをするべきか迷うこともありますよね。
手締めを行うと全員がまとまった感じで最後がビシッと締まります。
しかし必ずやらなければいけないという決まりはもちろんありません。
当日の会場の雰囲気などでするべきかどうか決めればいいと思います。
また、「手締めをしよう!」とか「手締めはやらないの?」という人が出てくるかもしれません。
そんなときのために手締めのやり方もご紹介しておきます。
同窓会の手締めであれば一本締めや一丁締めがいいでしょう。
一本締めのやり方
ここでは、一本締めの正しい進め方をご案内いたします。
手順は以下の通りです。
- 「お手を拝借」
- 「イヨーォ!」
- ※全員で手を叩きます。
- パパパン、パパパン、パパパン、パン!
- ※ちなみに、この手拍子を3回行うと三本締めとなります。
例文1:
最後に皆様の今後のご活躍と健康を祈り、一本締めで閉めくくりたいと思います。
準備はよろしいでしょうか?
幹事:「では、お手を拝借!」
幹事:「イヨーォ!」
パパパン、パパパン、パパパン、パン!
ありがとうございました。
それでは、お疲れ様でした。
お帰りの際は忘れ物がないようご注意ください。
一丁締めの正しい進め方
一丁締めは、簡単に言えば「イヨー!、パン!」のことです。
一本締めと似ていますが、「関東一本締め」とも呼ばれ、一本と一丁の違いに戸惑うこともあります。
「イヨー!、パン!」で始めることが基本です。
開始前にしっかりと説明を行い、参加者全員が理解している状態で進めると、スムーズに終わります。
手順は以下の通りです。
- 「お手を拝借」
- 「イヨーォ!」
- ※全員で手を叩きます。
- パン!
締めくくりに皆様の将来の成功と健康を願い、一丁締めを行います。
準備はいいですか?
幹事:「では、お手を拝借!」
幹事:「イヨーォ!」
パン!
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
帰りに何も忘れず、お気をつけて。
同窓会の締めの挨拶で二次会の案内は?
同窓会が楽しいほど、帰りたくない、まだ終わりたくないと思う気持ちが強まります。
そんな時、二次会のすすめがあります。
この二次会への案内を、締めの挨拶で行うことで、その後の移動もスムーズになります。
案内に含めるべき主要な内容は以下の通りです。
- 店名
- 場所
- 会費
- 参加を促す言葉
二次会は参加が任意であるため、各自の予定によりますが、楽しい時間を過ごした方々にとっては、もっと一緒に過ごしたいと感じていることでしょう。
一方で、「自分が行っても…」と消極的になってしまう方もいるかもしれません。
そのため、積極的に「一緒に二次会に行きましょう!」と声をかけることが重要です。
幹事は締めの挨拶で参加を呼びかけることを忘れずに、再度参加をお願いしましょう。
たとえば、締めの言葉として以下のように伝えることができます。
このように、二次会の案内を丁寧に、かつ明確に行うことで、楽しい一夜をさらに延長することができます。
あとがき
楽しい同窓会の締めくくりに関する挨拶の例文をご紹介いたしました。
手締めを行わなくても閉会は可能ですが、何となく物足りなさを感じる方も少なくないかと思います。
締めくくりとして手締めを取り入れることが最適な方法です。
さらに、こっそりとではなく、はっきりと二次会の開催をアナウンスすることで、後になって知らなかったという事態を避けることが望まれます。