同窓会の案内状が届いて懐かしい気持ちになったものの、残念ながらその日は都合がつかず参加できない……。
そんなとき、どのように返信ハガキを書けば良いのでしょうか?
また、学生時代の思い出がそれほど良くなくて、参加をためらっている方もいるかもしれません。
こうした事情を抱える方々のために、同窓会の返信ハガキでの欠席理由の記載方法や近況報告の書き方について詳しく解説します。
同窓会の返信ハガキの書き方は?
まずは、以下の手順に沿って欠席の旨を伝えましょう。
- 出席の選択肢に二重線を引いて消します。
- 欠席の選択肢に丸をつけ、強調表示します。
- 個人情報(名前、住所、電話番号)の接頭語にあたる「お」や「ご」を二重線で消します。
- 必要な個人情報を明記します。
- 近況報告の欄に現在の状況を簡潔に書き加えます。
- 返信ハガキの裏面の宛名を修正し、「行」を消して「様」を加えます。
これらのステップを踏むことで、丁寧かつ適切に欠席の意志を伝えることができます。
同窓会の返信ハガキの欠席理由の書き方は?
ただ単に「欠席します」と返信するだけでは、事務的すぎて受け取る側に寂しい印象を与えかねません。
欠席理由を添えることで、気遣いのあるメッセージになります。
欠席理由を書くときのポイントは?
- 同窓会の案内に対する感謝の気持ちを述べる。
- 残念ながら今回は参加できないことを伝える。
- 具体的な欠席理由を添える。
- 次回の参加希望と、今回の会の成功を祈るメッセージを送る。
具体的な欠席理由について
一般的によくある欠席の理由として、以下のものが考えられます。
- 仕事が休めない
(海外出張や繁忙期など) - 家庭や家族の事情
(冠婚葬祭や家族の健康問題) - 経済的な理由
(ただし、この理由は状況に応じて伝え方を工夫した方が良いでしょう)
これらの理由から、「行きたいのですが、どうしても外せない予定があるため参加できません」という表現が適切です。
これにより、事情を理解してもらいやすくなります。
欠席理由の例文
以下に示す例文は、同窓会の欠席を丁寧に伝える際の参考になるかと思います。
これらの文例を基に、個々の状況に合わせてアレンジして使用すると良いでしょう。
所用のため
大変残念ながら、所用により欠席させていただきます。
同窓会が盛況であることを心から祈っております。
結婚式のため
せっかくのご招待ですが、当日は同僚の結婚式に出席するため、参加ができません。
皆さまにはよろしくお伝えください。
子供の運動会のため
楽しみにしておりましたが、当日は子供の運動会があり参加できません。
この度は大変残念ですが、他の皆様によろしくお伝えいただければ幸いです。
出張のため
しかし、長期にわたる出張のため、今回は欠席せざるを得ません。
次回の開催にはぜひ参加したいと思っております。同窓会の成功をお祈りしております。
転居しているため
現在は配偶者の職務の都合上、新たな住所に転居しており、今回は参加できません
次の機会がありましたら、ぜひ参加したいと考えております。
同窓生の皆様にはよろしくお伝えください。
海外にいるため
現在、仕事の都合で海外に住んでおり、帰国のスケジュールが合わず参加ができません。
久しぶりの再会を楽しみにしていましたが、非常に残念です。
次に会う機会があれば、必ず参加したいと思います。
同窓会の返信ハガキの近況報告はどう書く?
同窓会の返信ハガキに近況報告の記入欄がある場合、その記入は任意ですが、特に欠席する場合には旧友への情報提供として書いておくと喜ばれることが多いです。
自分の近況を書いた方がいい?
欠席する際には、近況を書くことで久しぶりの交流としての役割を果たすことができます。
当日会場にいる友人たちが、あなたの現在の生活について興味を持っている可能性がありますので、書ける範囲で近況を伝えると良いでしょう。
どんなことを書くのがいい?
- 現在の居住地(地元にいるか、移転したか)
- 職業や職場について
- 結婚や家族構成(配偶者、子どもの有無)
- 趣味や休日の過ごし方
- 最近の大きな出来事や変化
近況の例文は?
- 「同窓会のご案内ありがとうございます。現在は〇〇県で夫の実家の近くに住んでおり、新しい環境にも徐々に慣れてきました。家庭は子どもたちも元気で、毎日が充実しています。仕事の都合で今回は欠席しますが、先生方や同級生にはよろしくお伝えください。」
- 「今回は残念ながら同窓会に参加できませんが、結婚して家庭を持ち、現在は子どもの育児に忙しい毎日を送っています。先週は家族で近くの公園に行き、子どものサッカーの応援をしてきました。皆さんには次の機会にお会いできるのを楽しみにしています。」
近況を書きたくない場合は?
過去に良くない思い出がある場合など、近況を伝えたくない思いもあるかもしれません。
そのような場合は無理に書く必要はありません。
次回の同窓会で直接話すようにして、それまでは伝える情報を最小限に留めるのも一つの方法です。
あとがき
同窓会の返信ハガキは、かつての友人たちとの絆を再確認する手段でもあります。
欠席する場合でも、丁寧な言葉遣いで感謝の意を示し、近況を共有することで、再会の機会につながることもあります。
忙しいとは思いますが、この機会を大切にして、心温まるメッセージを送りましょう。