会社で働いていると、転勤や人事異動は自分だけでなく上司にも起こるものです。
もし上司が転勤や異動となった場合、部下として直接お会いして挨拶することが基本のマナーです。
さらに、送別のプレゼントに添えてメッセージをお渡ししたり、メールで感謝の気持ちを伝えることも一般的です。
しかし、その際にどのようなメッセージを贈れば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで、上司が異動される際に贈るメッセージのポイントと具体的な例文をご紹介します。
上司が異動のときに贈るメッセージのポイント
上司が転勤や異動される際に贈るメッセージには、以下の3つの内容を盛り込むことが大切です。
- お世話になった感謝やお礼
- いなくなることが寂しいという気持ち
- 新天地での活躍を祈る言葉
お世話になった感謝やお礼とは
日々の業務の中で、上司には何かとお世話になる場面が多いものです。
そのため、異動される際には感謝やお礼の言葉をしっかり伝えることが大切です。
上司の支えや指導への感謝を具体的に述べると、より心に響くメッセージになります。
いなくなることが寂しいという気持ち
長い間、一緒に仕事をしてきた上司の存在がなくなるのは寂しいものです。
特に、日頃から指導をしてくださった上司であれば、その言葉をもう聞けなくなることに寂しさを感じる方も多いでしょう。
部下から慕われていたことが伝わることは、上司にとっても嬉しいものです。
新天地での活躍を祈る言葉
異動先での新たな挑戦を応援する言葉を添えることで、メッセージは前向きな印象になります。
「新天地でのさらなるご活躍をお祈りしています」という一言に、健康を祈る言葉を加えるのも良いでしょう。
さらに、上司とのエピソードを交えると、ありきたりではない、心のこもったメッセージに仕上がります。
上司が異動の際に贈るメッセージ例文
上司との関係性は多様であるため、送るメッセージも相手に応じて調整が必要です。
ここでは、親しい上司へのメッセージ例文をご紹介します。
親しい上司へのメッセージ例文
親しい上司へは、ビジネスの場での礼儀を忘れずに、親しみやすさを込めたメッセージを送ることが適切です。
○○課長
今まで大変お世話になりました。課長がいなくなるのは寂しいですが、出張でいらした際はぜひまた一緒に食事をしましょう。
新天地でのご活躍を心からお祈りしています。
○○課長
○年間ありがとうございました。
入社時の研修から今日に至るまで、課長のご指導のおかげで成長することができました。
新天地でも、引き続きの成功をお祈りしております。
○○課長
○年間大変お世話になりました。
あのプロジェクトでは大変なご迷惑をおかけしましたが、その際のご指導は今でも私の大きな支えです。
これからも課長の教えを生かして参ります。
○○課長
これまでの○年間、本当にありがとうございました。
課長のおかげで毎日の業務が楽しく、充実していました。
課長がいなくなるのは寂しいですが、新しい場でのご活躍をお祈りしています。
○○課長
いつも心強いアドバイスをありがとうございました。
課長に相談して良かったと心から思っています。
新しい職場でも、どうぞお体に気をつけて、ご活躍ください。
親しくない上司への異動メッセージ例文
日常的に多くの接点がない上司に対して送る異動メッセージは、一般的にはよりフォーマルで無難な内容になることが多いです。
以下、そのような状況でのメッセージ例文をご紹介します。
○○課長
○○へのご栄転おめでとうございます。
入社以来、課長のご指導のもとで学ぶことができたことを深く感謝しています。
新天地での一層のご成功を心よりお祈りしています。
○○課長
今まで大変お世話になりました。
常に熱心なご指導を賜り、感謝しております。
新天地でのご活躍とご健康をお祈りいたします。
○○課長
○年間お世話になり、ありがとうございました。
総合研修で学んだことはこれからの業務に活かしていきます。
課長の新天地での成功をお祈りしています。
○○課長
これまでの○年間、課長の下で働けたことに感謝します。
短い期間でしたが、課長の元での勤務は大変有意義でした。
これからも健康でご活躍されることを祈っています。
お近くにいらっしゃる際はぜひお立ち寄りください。
新天地でもご活躍されることを祈っております。
まとめ
上司の異動は送る側にとっても気を使う場面です。
送別会でプレゼントと一緒にメッセージを添える際、重要なのはプレゼントそのものよりも、上司への敬意や感謝の気持ちです。
転勤が遠方であっても、今後も仕事上のやりとりがあるかもしれません。
これまでの共同作業を忘れず、思いやりを持って送り出すことが大切です。
