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降水量1ミリメートル(mm)とは?役立つ雨の豆知識

生活・暮らし
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天気予報でよく見かける「降水量1ミリ」という言葉、皆さんも一度は目にしたことがあるでしょう。

この「ミリメートル」単位で表される雨の量は、気象庁が「1ミリ」と定めています。

そこで疑問に思うのが、「1ミリの雨」って具体的にどれほどの量なのかということですよね。

私も日常的に天気をチェックする習慣があり、一日に何回も天気予報アプリを見たり、テレビで天気を確認したりしています。

それは、翌日に子供たちに傘を持たせるか、洗濯物を干せるかどうかを判断するためです。

とはいえ、「降水量1ミリ」や「5ミリ」といった数字を目にしても、それが実際にどの程度の雨なのか、傘を持つべきかどうか、さらには大雨とはどれくらいの量を指すのかを判断するのは難しいですよね。

雨の強さを表す「小雨」や「豪雨」といった言葉がありますが、それらがどの程度の降水量で分けられるのか、知りたくなりませんか?

雨について考え始めると、様々な疑問がわきます。

この記事では、降水量1ミリの雨にスポットを当て、雨に関する知らないと損する情報や、知っておくと便利な知識を深掘りしていきます。

1ミリメートルの降水量はどれほどのもの?

まず、降水量とは雨が地面に溜まって流れ去らない状態での量を示します。

この量は「ミリメートル」で測られ、雨の量を表します。

今回は、1ミリメートルの降水量が具体的にどの程度なのかを解説します。

1ミリメートルの降水量って?

1ミリメートルの降水量は、1平方メートルの範囲に1リットルの雨水が溜まる状態を指します。

最初に聞くと、かなり濡れそうな印象を受けますが、これは「1時間に1リットル」という計算になります。

10分で換算すると約170ミリリットル、すなわちコップ1杯分ほどで、1分間で見るとたったの17ミリリットルということになり、実はそれほど多くない量です。

そのため、1ミリメートルの降水量の場合、自分としては傘を使用しなくても気にならない程度だと感じています。

特に自転車に乗る際は、少量の雨ならば傘をさすよりも安全に運転できるため、傘を使用しないことが多いです。

気象庁定義における1ミリメートルの降水量

気象庁によると、「1ミリメートルの降水量」は厳密には1.0ミリメートルから1.9ミリメートルの範囲の雨量を示します。

0.9ミリメートルの雨は計算上0ミリメートルとされ、小数点以下は切り捨てられます。

このため、1ミリメートルの雨量と聞けば、多くの人は傘なしで外出できると想像するかもしれませんが、1.9ミリメートルの雨量になると、ほとんどの人が傘を手にすることになります。

このように、気象庁が発表する「1ミリメートルの降水量」という情報だけでは、実際の雨の量を正確に把握するのは難しいです。

雨が降っていても天気予報で「曇り」と表示されるのは、1ミリメートル未満の雨は観測として記録されないためです。

気象庁が示す降水量による天気の表現

天気予報で「やや強い雨」「激しい雨」という表現を聞いたことがあるでしょう。

これらは、気象庁が降水量に基づき、雨の強さを分かりやすく伝えるための表現です。

以下では、降水量によってどのような天気が予想され、どんな影響があるのかをご紹介します。

1時間に10ミリから20ミリの雨

この範囲の降水量は「やや強い雨」とされ、強い降雨をイメージしてください。

地面からの水はねで足元が速やかに濡れ、水溜まりができやすくなります。

例えば、少しの距離であっても、傘を差していても足や持ち物が濡れやすいです。

長靴や防水バッグを使えば、多少は防げます。

自転車は危険なため避けたほうが良いでしょう。

1時間に20ミリから30ミリの雨

このレベルの降水量は「強い雨」と呼ばれ、まるで瓢箪から水が出るような豪雨です。

傘を使っても濡れてしまうため、濡れる覚悟が必要です。

この降水量の雨では、家にいる人の半数が雨音で気がつくほどの降りです。

車を運転する際は、ワイパーを最大にしても視界が悪くなるため、危険を感じたら無理せず、雨が弱まるまで待つべきです。

1時間に30ミリから50ミリの雨量

この降水量は「激しい雨」と表され、バケツをひっくり返したかのような激しい雨を示します。

この程度の雨では、傘を差しても全身が濡れるのは避けられません。

道路は川のようになり、運転時のハイドロプレーニング現象が発生しやすくなるため、非常に危険です。

1時間に50ミリから80ミリの雨量

「非常に激しい雨」とされるこのレベルの雨は、滝のように降り注ぐイメージです。

この雨の中では傘も役立たず、水しぶきで視界が遮られ、車の運転が非常に危険になるため、避けた方が良いでしょう。

1時間に80ミリ以上の雨量

このカテゴリーは「猛烈な雨」と呼ばれ、その名の通り、外出時には圧倒的な雨量による重圧感や恐怖を感じることがあるでしょう。

このような状況では、外出を控えるのが賢明です。

これらの気象庁が示す降水量に基づく雨の強度の分類を理解することで、これから降る雨の量やその影響を正確に予測できるようになります。

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どれくらいの降水量で災害に警戒すべき?

長時間降り続く雨や急な豪雨は、土砂災害を引き起こす可能性があります。

特に、1時間に30ミリ以上の「強い雨」が降ったり、雨が始まって以降の総降水量が100ミリを超えた場合、土砂災害のリスクは格段に上がります。

洪水も、強い雨によって起こる災害の一つですが、発生するまでには少し時間がかかることが多いです。

また、雨が止んだ後でも崖崩れが起こることがあり、強い雨が降った後は数日間注意が必要です。

そのため、1時間に30ミリの雨が予測された場合は、災害が起こる恐れがあるため、天気予報を定期的に確認することが勧められます。

天気予報で見る警報・注意報の意味

大雨警報は、今後大雨が降る可能性があるときに発令されます。

大雨洪水警報は、大雨によって洪水の危険がある場合に発令されます。

大雨特別警報は、広い範囲で大雨が予想され、重大な災害が発生する可能性があるときに使用されます。

土砂災害警報は、大雨により土石流や地滑り、崖崩れが発生するリスクが高まった際に出されます。

避難勧告は、危険が迫っているため、避難することを勧めるアドバイスです。

避難指示は、直ちに避難する必要がある非常に危険な状況を指し、市町村から発令されます。

「大雨」とはどれくらいの雨?

「大雨」とは、具体的にどのくらいの降水量を指すのでしょうか?

地域によって基準は異なりますが、一般的には1時間に30ミリ以上の雨、または1日の総降水量が50ミリ以上を「大雨」と定義します。

1日の降水量が100ミリを超えると「豪雨」とされ、この時点で大雨警報などの警報が発令されることがあります。

日本の雨に寄せる多彩な呼称

日本においては、英語で”Rain”と表される雨にも、約400種類とも言われるほど多くの種類があり、それぞれに特有の名前が付けられています。

この習慣は、日本人特有のロマンティックな心情を反映しているとも考えられます。

これらの名前を全て覚えるのは一苦労かもしれませんが、知ることには大きな魅力があります。

以下で紹介する雨の種類を知ることで、普段何気なく使っている「雨」という言葉に対する理解が深まり、より精確または適切な表現が見つかるかもしれません。

ここでは、私たちの耳になじみ深い、またはその名前の美しさに心引かれる雨の種類について紹介します。

春にちなんだ雨の種類

– 雪解け雨(ゆきげあめ):春が近づき雪が溶け出す時に降る雨。
– 彼岸の雨(ひがんじけ):春の彼岸に降る雨。
– 菜種梅雨(なたねづゆ):菜の花が咲く頃に見られる特有の雨。
– 花の雨(はなのあめ):桜の花が開く時期に降る、風情ある雨。
– 春の霙(はるのみぞれ):春に時々見られる霙。
– 木の芽雨(このめあめ):春の新緑を育む雨。
– 春雨(はるさめ):春に降る繊細で柔らかな雨。

 梅雨特有の雨の種類

入梅(にゅうばい):梅雨入りを告げる雨。
– 男梅雨(おとこつゆ):時折激しく降る梅雨の雨。
– 女梅雨(おんなつゆ):絶えず穏やかに降り続ける梅雨の雨。
– 送り梅雨(おくりづゆ):梅雨の終わりに降る雨。
– 戻り梅雨(もどりつゆ):梅雨が明けた後に再び梅雨のような天気が訪れる現象。

夏に見られる雨の種類

– 夏時雨(なつしぐれ):夏に断続的に降る、梅雨を思わせる雨。
– 夕立(ゆうだち):夏の夕方に突如として激しく降る雨。
– 初夕立(はつゆうだち):その年最初に訪れる夕立。
– スコール:熱帯地方に特有の、突然の強い雨。
– 翠雨(すいう):夏の初めに降るさわやかな雨。
– 喜雨(きう):長い乾燥期間の後に待ちわびた雨。

秋に典型的な雨の種類

– 台風(たいふう):熱帯低気圧から発生し、強風と豪雨を伴う自然現象。
– 霧時雨(きりしぐれ):短時間で急激に降り始め、すぐに止む雨。
– 秋雨(あきさめ):秋に特有の、涼しさをもたらす雨で、時には長期間降り続くこともあり、「秋霖」(しゅうりん)とも呼ばれる。
– 粉糠雨(こぬかあめ):非常に細かな雨粒の、霧雨に似た雨。

冬に特有の雨の種類

– 時雨(しぐれ):秋の終わりから冬の初めにかけて、晴れ間と雨が交互にある不安定な気候。
– 朝時雨(あさしぐれ):朝に突然降り出し、短時間で止む雨。
– 北時雨(きたしぐれ):北風とともに降る寒い雨。
– 山茶花時雨(さざんかしぐれ):山茶花の花期に降る雨。
– 雪時雨(ゆきしぐれ):雪を伴う冷たい雨。
– しまき:風の強い時に見られる断続的な雨。
– 霙(みぞれ):冬の初めや春の訪れに見られる、雪が半分溶けた状態で降る雨。

これらの雨の種類を知ることで、雨の観察が一層魅力的になるでしょう。

1ミリメートルの降水量が示す雨とは? 雨にまつわる興味深い知識

降水量1ミリメートルとは、正確には1.0ミリメートルから1.9ミリメートルの範囲を指し、この量であれば傘がなくても大丈夫な場合もありますが、1.9ミリメートルでは多くの人が傘をさします。

降水量に応じて、天気予報での雨の表現も変わります。例えば、「大雨」とは1時間に30ミリメートル以上の降水を指します。

日本では約400種類の雨があるとされ、その多様性には改めて驚かされます。

雨の日が憂鬱に感じられることもありますが、雨の多様性を知ることで、その観察が新しい趣味に変わるかもしれません。

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